歩・探・見・感

歩・探・見・感

ノスタルジック、レトロ、ディープそしてマイナーな世界へようこそ

町名看板の世界へようこそ

最初、『町名看板』という名前も知らずに、街歩きをしている途中、たまに見かけることがあり、こんなものがあるんだ位の意識で写真に収めていた。

そのうち「悠久の思い出」さん、「琺瑯看板探検隊が行く」さん、「東京あるけあるけ」さん等のブログの存在を知り、まだ、東京都内にはたくさんの『町名看板』が残されていることを知り、無謀にも東京都内に存在しているすべての『町名看板』を探そうと思い立った。

そのうち東京都内だけではあきたらなく、埼玉県、千葉県、神奈川県横浜市川崎市、栃木県栃木市にある『町名看板』を探し回った。

 事前準備として、ストリートビューで現存を確認して、地図に住所を手書きで記載したシールをおおよその位置に貼り(超アナログだ)、目的地を定める。ただ、ストリートビューは万能ではないので、進めない道がある、ボカシが入っている場合もあり、その場合は現地確認となる。現地に行くと、あるはずの場所が更地、駐車場、住宅になっていることも少なくなく(ストリートビューの情報が古い、逆に言うと短期間でなくなってしまう場合もある)、あれっ、ここじゃなかったのかと周辺を探し回り、消滅を確認すると(見つけられないだけかもしれないが)、どっと疲れを感じる。

『町名看板』には丁目、番地が記載されている。丁目、番地が分かっているのだから、簡単に見つかるのではないかと思うかもしれないが、そうは問屋が卸さない。

葉っぱが生い茂った中に埋もれている、塀と塀の間のある、上に木材が置いてある、ポスターが貼ってある、元の場所から移動されている等、すぐ見つからないこともよくあり、同じところを何回も通ったりする。さらに旧町名のものがあったりする。そうなると記載されている住所からは探せないので、自治体に現住所を問い合わせをしたりしたこともある。それでもわからない時は、現地をとにかく歩き回って探すしかない。

このようにしてようやく、東京都と近県に現存している『町名看板』をほぼ見つけることができた。最初に見つけた方はすごい!何も情報がないところから、見つけるのだから、尊敬に値する。自分は、目撃情報を頼りに探すだけなのであるが、それでも、すぐには見つからない時も多々あるので、見つけた時はやはりうれしい。更に探している途中、たまに新発見?かと思われるご褒美も数少ないがあり、見つけた喜びが一段と増す。

『町名看板』というと琺瑯製のものを指すことが多いと思うが、街中には非琺瑯製の『町名看板』も存在しており、劣化が激しいものもあるが、このブログでは、合わせて紹介していきたいと思う。

2021年9月26日追記
いつも家を出るとき、メジャーを持っていこうと思っているが、リュックに入れるのを忘れ、サイズを測れなかった。
ようやく2021年9月25日「江戸川区北篠崎町2丁目94」でサイズを測ってきた。
幅は約45㎝、高さが約20㎝だった。