いくつかのブログで琺瑯処理されていない町名看板が取り上げられているのは見かけていた。
「琺瑯町名看板」の陰に隠れているが、「非琺瑯町名看板」も自治体によっては、「琺瑯町名看板」より数多く存在していたり、「非琺瑯町名看板」しか存在していない自治体もある。(これは、「琺瑯町名看板」が発見されていないだけで、存在している可能性もあるので、断定はできない。)
「非琺瑯町名看板」も「琺瑯町名看板」と同様で、新しく製作されることはない、消滅していく一方である。
そんな、日陰者?の「非琺瑯町名看板」に光を与えたく、このブログでは、積極的に紹介していきたいと考えている。
「非琺瑯町名看板」には、左上部に「ここは」と記載のあるものとないものがあるが、あるものの方が多い。一方「琺瑯町名看板」には「ここは」の記載があるものはない。
また、「非琺瑯町名看板」の広告主は、何故か動物病院が多いのも特徴である。
「琺瑯町名看板」には、寄贈と記載されているものが多いが、「非琺瑯町名看板」は記載されていない。
埼玉県旧大宮市(現埼玉県さいたま市)では、「鶴源」という会社が「琺瑯町名看板」と「非琺瑯町名看板」の両方の広告主になっている。どのように使い分けていたのか気になる。
というようにいろいろ疑問に思うこともあるが、調べても回答は出なさそうである。
「非琺瑯町名看板」は、残念なことに、琺瑯処理されていないため、劣化が激しいものが多い。しかし、このブログでは劣化して町名が読みにくくなっているものも、町名を何とか読み取って紹介していきたい。