歩・探・見・感

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ノスタルジック、レトロ、ディープそしてマイナーな世界へようこそ

プラスチック住所プレート 江戸川区宇喜田町

江戸川区シリーズまだ続く。過去のものだと、ただでさえ物覚えが悪いので、記憶があいまいになってしまっている。直近に訪問した場所の物を記憶が新鮮なうちに紹介しておきたい。
先入れ先出しではなく、後入れ先出しがしばらく続くかもしれないし、急に新旧アットランダムになるかもれないが、ご了承いただきたい。

さて江戸川区宇喜田町のプラスチック住所プレートである。

宇喜田町自体は、町が付いているが、旧町名ではない。
何故紹介したいかというと、他では見かけなく、古そうなものだからである。
また、北葛西1丁目から5丁目に囲まれているのに、何故ここだけ「町」が存在しているのか、気になったからでもある。調べてみると、それは、ある理由があったようである。

そこで、まず、宇喜田町の歴史を調べてみた。

1596年(慶長元年)
宇喜田は宇田川喜兵衛定氏によって開発された。
地名は、田川兵衛が開発したところから「宇喜新田」と呼ばれていたものが、さらに縮約されたものとされる。

元禄時代
西宇喜田村と東宇喜田村に分かれた。

明治時代
近隣の村々と合併して葛西村になった。

昭和7年(1932年)
江戸川区成立時に西宇喜田町・東宇喜田町となった。

昭和9年(1934年)
東宇喜田町は葛西一・二丁目等に変更され、西宇喜田町は宇喜田町と改称された。

1979年(昭和54年)
住居表示実施により、宇喜田町の大半は北葛西一~五丁目となったが一部地区は住居表示を拒絶し、宇喜田という地名を残した。これが現在の宇喜田町である。

そう、ある理由とは住居表示を拒絶したということだった。拒絶した理由を調べたが、わからなかった。
これは、想像で自分が勝手に思ったことである。
江戸時代から続く町名を残したい、北葛西〇丁目では納得がいかないというような気持ちであったのであろう。

また、いつものことだが、前置きが長くなった。それでは、プラスチック住所プレートを見ていただこう。
ほぼ全域を歩いたつもりだが、見逃しているのもあるかもしれない。現状で発見できたのは3枚である。
発見日は、①は2021年9月23日、②・③は2021年9月21日である。


①宇喜田町一八九

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②宇喜田町一二六九

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③宇喜田町一三二三ノ一二

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宇喜田町は、住居表示されていないためか、街区表示板が設置されておらず、その代わりに設置されたものだろうか?
達筆な方がペンキか何かで手書きしたような感じである。
これがかつてどのくらい設置されていたのだろう?
もし、手書きだったら、大変だったろうな。

別に次のようなものを見つけた。
調べてみると自治会名のようだ。かつて「旧宇喜田村字十軒」という「字」があったようなので、それが由来なのだろうか。ネットで見ても詳しい情報が見つからなかった。
更に「宇喜田六軒町」、「宇喜田七軒」、「宇喜田十四軒」、「宇喜田十八軒」、「宇喜田棒狩場」という自治会もあるようだが、こちらもネットで見ても詳しい情報が見つからなかった。

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