「鹿浜の虫切り」とは何だ?
ホームページはないようだが、鍼灸院の店舗のコメントを見つけた。
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かんの虫と言う言葉をご存知ですか。癇癪という意味があります。かんの虫がいるせいで赤ちゃんのかんが強くなると信じられて、古来色々なおまじないやおはらいのたぐいが行われてきました。夜泣きがはげしい、食が細い、すぐかんしゃくをおこしてキーキーいう、ひきつける等、こんな赤ちゃんを前にして、お母さんたちは途方に暮れてしまいます。小児科医に行っても治りません。困ったときの神だのみ、虫封じのおはらいをしてもらうのも、それでお母さんの気持ちが落ち着き、赤ちゃんのかんの虫がおさまるなら、それもいいでしょう。でも、もう少し具体的な解決方法がほしい、というときには、小児はりをおためしになってみませんか。人体の要所、急所にあるツボを軽く刺激して、心と体の両面を安定させるのが、いわゆる はりの原理。おだやかに、ゆっくりと効いていく小児はりだからこそ、かんしゃくや夜泣き、その他の症状もだんだんおさまっていくのです。
「足立の昔がたり」より 著者:朱川湊人編集・監修
鹿浜の虫切り「かんの虫」という言葉を、知っているかな?子どもが多くかかる「夜泣なきやまない、ねられない、イライラする、ごはんが食べられない、げり、吐はきたくなる」などがおこる病気のことで、古い人は「かんの虫がおこった」といっていた。この病気を治なおすことで有名なのが、「鹿浜の虫切り」だ。この虫切りのはじまりは、奈良時代に行基というえらいお坊さんが、日本中のいろいろなところに仏教を広めるために旅している途中、鹿浜の小宮家に長い間とどまり、お世話になったことに関係があるといわれている。行基は長く世話になったお礼をと考え、とくに子どもがかかりやすい「かんの虫」にきく、特とくべつ別な薬を伝えた。その薬は代だい受けつがれる大切な薬となり、鹿浜だけではなく、遠い村や町で病気にかかった子どもたちも助けたそうだ。
鹿浜の虫切り「かんの虫」という言葉を、知っているかな?子どもが多くかかる「夜泣なきやまない、ねられない、イライラする、ごはんが食べられない、げり、吐はきたくなる」などがおこる病気のことで、古い人は「かんの虫がおこった」といっていた。この病気を治なおすことで有名なのが、「鹿浜の虫切り」だ。この虫切りのはじまりは、奈良時代に行基というえらいお坊さんが、日本中のいろいろなところに仏教を広めるために旅している途中、鹿浜の小宮家に長い間とどまり、お世話になったことに関係があるといわれている。行基は長く世話になったお礼をと考え、とくに子どもがかかりやすい「かんの虫」にきく、特とくべつ別な薬を伝えた。その薬は代だい受けつがれる大切な薬となり、鹿浜だけではなく、遠い村や町で病気にかかった子どもたちも助けたそうだ。
「虫切り」について色々調べていくと面白そうだが、この辺りでやめておこう。