昨日、東京市品川區南品川の煙草小賣所の琺瑯看板を紹介した。
これが、ネットの情報によると東京市時代より古い荏原郡時代のものらしいことがわかった。
詳細は、「煙草小賣所 東京市品川區南品川」の記事に追記した。
煙草小賣所の看板と同様、塩小賣所の看板も存在する。
今回は、その塩小賣所を紹介しよう。
東京市品川區南品川の煙草小賣所よりは新しいものと思われるが、木製の珍しいものである。
琺瑯製のものは、たまに見かけるが、木製のものは今のところこれだけしか見たことがない。
旧中山道沿いの酒屋にあったものだが、この酒屋は今は営業はしていないようだ。
発見日 2021年2月12日
中央より下部の文字が薄くなってしまい、はっきり確認することはできない。琺瑯製と違って木製なので仕方がないだろう。
塩の専売の歴史を調べてみた。
1905年1月1日
塩専売法公布
1905年6月1日
塩専売法施行。
1949年(昭和24年)
大蔵省専売局から日本専売公社に塩の専売事業が移管された。
1997年(平成9年)
専売制が廃止され、併せて、日本たばこ産業株式会社の事務は財団法人塩事業センターに移管された。
2002年(平成14年)
販売が完全自由化された。
歴史を振り返ってみると、この塩の看板も昭和24年(1949年)以前のものである可能性がある。
この旧中山道沿いは、出桁造りの建物も点在しているが、かなりマンションやアパートに建て替えられてしまっており、時代の流れで、今後どうなってしまうのか不安である。