①フタバ6-12
発見日 2021年11月25日
発見場所 東京都品川区二葉4丁目
このように近くまで寄った写真を撮れば、電力プレートがどこにあるかすぐわかるが、遠くから見ると白く塗られてしまっているため、普通はすぐには気が付かない。
だが、自分は、多少遠くにあってもこのような楕円形の設置物に対しては、条件反射のように目が勝手にフォーカスしてしまう。
白いペンキでお化粧された電力プレート「フタバ6-12」
下の写真は何で載せたのだと思うだろうか?
三軒通り沿いのここに、こうなる前は戦前築と思われる閉店してしまった商店があり、その商店に旧二葉町のもうひとつの電力プレート「フタバ1-6」が設置されていた。
今回訪問した時は、その商店は解体されてしまい、何かの建物が建設中だった。
ストリートビューの画像を調べたところ、最新は2021年1月だったが、その時はまだあったので、それ以降に解体されてしまったのだろう。
三軒通りには何回か訪問したことがあるので、過去撮影した写真を調べていたら、この商店の写真は撮っていなかったが、電力プレートは撮ってあった。
発見日したのは2021年1月9日なので、この時は、まだ、商店はあったのだ。
今は無き電力プレート「フタバ1-6」
②フタバ1-6
発見日 2021年1月9日
発見場所 東京都品川区二葉1丁目
ところで、東京電力の支社が「小山」の電力プレートと今まで紹介した他の支社の電力プレートの違いが判る方はいるだろうか?
そう、電力プレートの上部と下部の配置が違っているのである。(現在判明しているのは「小山」だけだが、他にもあるかもしれない。)
「小山」
上部 小 雷マーク 山
下部 数字
「小山」以外
上部 雷マークのみ
下部 支社名
下部の数字の意味や、なぜこのように違うのかは、今のところ謎である。
三間通り
道路幅員が約3間(5.4メートル)あったところから、地域の人びとに三間通り(または道路)と呼ばれるようになった。
実際には、東京都品川区旗の台5丁目から二葉1丁目までの約3キロの道路だが、中原街道の商店街の入口から荏原町駅を抜けて中延付近、二葉を通り西大井のガードを抜けて、最終的には大井町駅まで続いている約4キロにもおよぶ道が、いくつかの商店街になっている。ただし、商店街は国道1号線の先、二葉と西大井において、百メートル弱途切れてしまうため、「影の日本一長い商店街」と呼んでいる人もいる。
「日本一長い商店街」と言われているのは、大阪の天神橋筋商店街のアーケードで、天神橋を起点として、北は天神橋筋七丁目まで伸びる、全長約2.6キロの商店街。
歩くのには約40分かかる。
歴史
1932年(昭和7年)
昭和初期までこの地域は荏原町の大字である上蛇窪、下蛇窪と称していたが、荏原区の一部として東京市に編入されるにあたり町議より「蛇」の字を忌避する建議があり、町議会における議論の結果、上神明町、下神明町と改称される。
1941年(昭和16年)
その後東京市からの町名整理に関する指導を受ける。具体的には上神明、下神明をそれぞれ南北に分け、北同士を統合したものを豊町、南同士を統合し双葉町と称するというのが東京市からの提案であった。荏原区では「双葉」を「二葉」に変えて受け容れ、これを新町名とした。二葉町1〜6丁目が成立。
1964年(昭和39年)
住居表示が実施され、二葉1〜4丁目、大井2丁目、西大井6丁目が成立。