歩・探・見・感

歩・探・見・感

ノスタルジック、レトロ、ディープそしてマイナーな世界へようこそ

旧町名 北葛飾郡栗橋町大字栗橋字小草原

発見日  2021年12月9日

発見場所 埼玉県久喜市緑1丁目

f:id:citywalk2020:20211210092410j:plain

「小草原」?
なんて読むんだ?

「こそうげん」「しょうそうげん」しか思いつかなかったが、どちらも違っていた。「こくさばら」と読むようだ。

 

栗橋町の歴史
1889年(明治22年)4月1日
町村制施行に伴い、栗橋宿が北葛飾郡栗橋町となる。

1944年(昭和19年)4月1日
栗橋町・静村・豊田村が合併し、栗橋町となる。

1949年(昭和24年)10月1日
栗橋町から静村・豊田村が分割される。

1957年(昭和32年)4月1日
栗橋町・静村・豊田村が合併し、栗橋町となる。

2010年(平成22年)3月23日
北葛飾郡栗橋町北葛飾郡鷲宮町南埼玉郡菖蒲町・久喜市が合併し、新たに久喜市が発足した。

 

静村の歴史
1889年(明治22年)4月1日
町村制施行に伴い、北葛飾郡佐間村・伊坂村・松永村・間鎌村・高柳村・島川村が合併し、静村(初代)となる。

1944年(昭和19年)4月1日
栗橋町豊田村と合併し、改めて栗橋町が発足。同日静村(初代)廃止。

1949年(昭和24年)10月1日
栗橋町から分立し、静村(2代)が発足する。

1957年(昭和32年)4月1日
栗橋町豊田村と合併し、改めて栗橋町が発足。同日静村(2代)廃止。

 

「静村」の「静」とはあの「静」かと思った読者の方は、歴史に詳しい方であろう。
そう「静御前」の「静」である。
静御前」の墓所栗橋駅東口近くにある。
義経ファンや歴史好きの方は訪れてみてはいかがだろうか?
いろいろな方がブログ等で紹介しているので、今のところこのブログでは紹介しないつもりだが(ネタがなくなってきたら紹介するかもしれない)、折角なので、駅コンコースに飾ってあったパネルを載せておこう。

 

静御前をお姫様抱っこする源義経パネル

f:id:citywalk2020:20211210121701j:plain

美少年や美青年で描かれる事の多い義経だが、こちらは渋くてダンディだ。
31歳で亡くなったということだが、これは何歳の設定だろう。
また、何でお姫様抱っこなのだろうか?
もはや、意味不明だ。

 

静御前

f:id:citywalk2020:20211210135940j:plain

静御前白拍子という、頭に烏帽子(えぼし)をかぶって水干(すいかん)という装束を着、太刀を腰につけた男装姿で舞うことを生業としていたそうだ。
その姿が描かれた絵だろうか、美しく描かれている。

推奨特産品のガラスケースが邪魔だ。何でここに置くんだ、足元が見えないじゃないか。

 

静村の歴史を調べていたら、北葛飾郡佐間村の小字名に「小草原」が見つかった。

町名の由来の情報は見つからなかったが、「佐間小草原遺跡」がヒットした。
ここで「佐間村」と「小草原」がつながった!
これは、1969年(昭和44年)工事中に発見された遺跡で、地表下約2m付近から板碑37点、蔵骨器2 点などが発見され 小草原中世墓地と名づけられたが、その後2005年(平成17年) にも調査が実施され、新たに溝跡や瓦片、漆塗りの椀が出土し、墓地のみと限定できないことから遺跡の名称は佐間小草原遺跡と変更された。
発見場所は現在の久喜市佐間339周辺で、緑1丁目からは離れているが、この辺りも「小草原」だったのだろうか?

 

他に「小草原」に関する情報がないかなと探していたら、「「地価公示地価表示」というサイトに古い内容だが、地価の情報が掲載されていた。

【地価調査 - 1992年】 埼玉県 北葛飾郡栗橋町大字栗橋字小草原2003番36 [住宅地] 【下落 (96.22%)】

1992年の地価調査は153,000円/m²です。1991年は[159,000円/m²で、前年比 96.22%です。全国の平均価格(138,455円/m²)に比べて【高い】、都道府県の平均価格(236,842円/m²)に比べて【低い】、市区町村の平均価格(138,000円/m²)に比べて【高い】、状況です。これを【住宅地】の価格(153,000円/m²)で見ると、全国 4,393 位、都道府県 437 位、市区町村 1 位です。前年比(96.22%)で見ると、全国 10,391 位、都道府県 48 位、市区町村 2 位となります。
次に、3年前(124,000円/m²)と比較すると、29,000円/m²の【上昇】、上昇率は 1.23% となります 。

この緑1丁目の大部分は旧伊藤忠不動産がイトーピアブランドで販売していた分譲地たったようだ。