歩・探・見・感

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旧町名 杉並区八成町(2)

今回(2022年2月28日)もやってしまった。
今回は西武新宿線沿いの練馬区の旧町名を探索する予定だった。
池袋駅まで寝てしまい、寝ぼけていたのか、何も考えず改札を出てしまった。
改札を出てから、あれっ?
山手線に乗り換えるはずではなかったのか?
戻るのも何なので、西武池袋線に乗ることにした。
保谷駅で降りて、探索を開始することにする。
予定より目的地に到着するのが少し遅くなったが、途中予定外の収穫があったので、問題なしとしよう。


練馬区を探索中、次の表札を見つけた。

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えっ!
杉並区に来てしまったか!

以前杉並区でこの旧町名を探索したことを思い出したが、ここは杉並区ではないよな。

そこで、すぐ近くにあった街区表示板を確認した。

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やはり練馬区だ。
なぜ上石神井に杉並区の表札があるんだ?
飛地があるなんて聞いたことがない。
しかもここ1軒だけだ。

 

表札の住所が消されたような跡があるので、次のように想像してみた。

杉並区八成町にある妻の実家で妻の両親と住んでいたが、子供ができ、家が手狭になったので、閑静な住宅街を探していた。
石神井に中古だが、いい物件があったので、そこに引っ越すことにした。
ここからだと妻の実家に近い。

妻の実家には自分の表札も設置していた。
表札を壊すのはもったいない、今ある表札の住所を消せば引っ越し先で再利用できると考えた。
エコな考えだ、と自画自賛する。
妻には、新しい表札を作ればいいといわれたが、この表札の文字が気に入っているのだ。
そこで、表札を門から剥がしとり、白いペンキで住所だけ消した。
そして、その表札を引っ越し先の門柱に設置した。
消した跡が分かるが、問題ない。

時がたち、子供たちも巣立ち、自分たちも老人ホームに移った。

そうして、この家の住民がいなくなり、時間がたつ内に、消したペンキが剥がれ、住所が見えるようになった。

と、文章を考えていたら、ショートストーリーみたいになってしまった。

 

何だ!この雲は。
この場面に入れる意味は何かあるのか?

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特に意味はない。

ちょっと変わった雲を見かけたので、載せただけだ。

 

今回は違う区で表札が見つかるという珍しいケースだが、どのような形でも旧町名が残っていることはうれしいことだ。

 

家に帰って調べたところ、やはり杉並区に現存する旧町名「八成町」は探索済みで、記事も書いていることがわかった。