歩・探・見・感

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ノスタルジック、レトロ、ディープそしてマイナーな世界へようこそ

旧町名 北多摩郡小平町小川新田

北多摩郡小平町

東京にあるのか?と思ったあなた。

現在の東京都小平市だよ。

小平市ってどこだ?

関心がある人は調べてみてね。

色々興味深いものが見つかるかもしれない。

 

発見日  2022年3月10日

発見場所 東京都小平市喜平町1丁目

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立派な大理石の門柱に設置されていた。
少々高いところに設置されていたが、自分の身長なら問題ない。

このような立派な大理石の門柱を遠くから見かけると、旧町名の表札があるのではないだろうかとすごく期待してしまう。

近づいて見ると、新しい町名の表札になっていることも少なくなく、その時は、本当にがっかりである。

その後の探索に支障をきたすので、最近は期待しないように旧町名でなくてもがっかりしないようにと心を静めているが、旧町名でないことが分かるとどうしてもがっかりしてしまう。

しかし、今回は、自分的には大満足であった。

 

歴史

1656年(明暦2年)
多摩郡岸村(東京都武蔵村山市岸)の有力者・小川九郎兵衛(おがわくろべえ)安次という者が自費での小平開発を代官所へ願い出た。この願では許可され、これによって現在の小平市小川町辺りが開拓され、小川新田と呼ばれるようになった。

1722年(享保7年)
新田開発を奨励する高札が日本橋に出され、小平地域でも続々と新田開発をする人が増え、新しく同名の「小川新田」が誕生し、小川九郎兵衛が開拓した地域は「小川村」と名前を変えた。

1889年(明治22年
町村制が施行され、小川新田、大沼田新田、野中新田与右衛門組(のなかしんでんよえもんぐみ)、野中新田善左衛門組(のなかしんでんぜんざえもんぐみ)、鈴木新田、廻り田(めぐりた)新田、小川村の7村と久米川村飛地が合わさって神奈川県北多摩郡小平村となる。

1893年明治26年
東京府編入される。

1944年(昭和19年)2月11日
町制が施行され東京都北多摩郡小平町となる。

1962年(昭和37年)10月1日
小平町は市制が施行され、小平市となる。

1980年(昭和55年)10月1日
住居表示実施により、喜平町(きへいちょう)一丁目から三丁目が成立。

 

小平の地名の由来
「小平」の名前は、初めて開拓されたところが「小」川村であり、また地形が「平」坦だったところから、名付けられた。

 

喜平町の地名の由来
堀野中の組頭、喜兵衛の家近くの玉川上水に架かる橋が「喜平橋」と呼ばれたことから。

組頭とは
村方三役のひとつで、名主や庄屋の仕事を手伝う。
村方三役とは「名主」「組頭」「百姓代」をいう。