江戸東京たてもの園から帰る途中に発見。
発見日 2022年4月14日
発見場所 東京都小金井市本町5-31
裏側は植木畑のようだ。
このような説明版があると、ほぼ目を通し、写真を撮っている。
説明版を読み、下を見る。
これなのか?
上から見たところ
何か文字が見える。
おー、これだった。
かろうじて「陸軍」と読み取ることができる。
こんなところに、戦争遺跡が残されていた。
陸軍技術研究所境界石杭
市登録有形文化財
登録(追加)平成30年8月
現在の貫井北町・桜町・本町一帯は、昭和十五年(一九四〇)から昭和十七年にかけて、広大な農地を陸軍技術研究所として陸軍に買収されました。買収用地は万年塀で囲われ、第一(現市営競技場付近)、第二(現市立本町小学校付近)、第三(東京学芸大学構内東部)、第五(現情報通信研究機構付近)、第七(現サレジオ学園付近)、第八(現東京学芸大学中心部)の6つの技術研究所が都心部から移転してきましたが、まもなく終戦を迎えました。戦後は国有地となり、教育機関、国家公務員住宅、都住宅供給公社住宅等ができ、一部は民間に払い下げられ住宅地に変わりました。
境界石杭は、側面に「陸軍」と刻み、陸軍用地の境界の各所に設置されたものです。小金井市文化財センター所蔵の同様の境界石杭(平成二十三年登録)が全長一メートルであることから、石杭の大半は地下に埋設され、地上に露出しているのは一部とみられます。この境界石杭は戦争遺跡である旧陸軍技術研究所の存在を示す遺物として貴重です。
平成31年3月
小金井市教育委員会
小金井市教育委員会の案内板には、小金井市文化財センターが所蔵するもう一つの陸軍技術研究所の軍用地境界石杭が描かれている。
石杭は全長100cm、「陸軍」と刻んだ上部20cmを地上に出し、残り80cmの下部が地中に埋まっているそうだ。
こんなに長ければ、撤去されずに残されるものがあってもおかしくないだろう。