歩・探・見・感

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電力プレート カコイ-3 Part2

この日は杉並区にある旧町名の探索を予定しており、高円寺駅で降りるつもりだったが、旧囲町の開発状況のその後が気になったので、総武線に乗り換えず中野駅で降りて、確認してきた。

 

再訪日 2022年4月30日

 

旧囲町へ向かうと通行止めの案内が貼られていた。

5月6日より黄色の線部分が通行止めになるようだ。

 

この地図を見ると囲町の電力プレートがある場所は、まだ、この先から入れるようだ。

 

囲桃園跨線橋

「囲町」と「桃園町」の旧町名を残す跨線橋
以前は「桃園跨線橋」と「桃園」だけだったそうだ。

この手前まで通行止めになるようだ。

開発が進むとこの跨線橋の運命はどうなるのだろうか?

 

この矢印の先に「永世屋」という酒屋さんがある。

一番奥の左側だ。

インスタで囲町の情報を見ていたら、「もうすぐ仮店舗に移動します ずっと公私ともに良くして頂いている囲町のお仲間のご自宅を借りて仮酒屋やります。」という記述があった。

ということはこの酒屋さんも開発の波にのまれてしまったということなのだろう。

実は再訪日にご主人らしき人を見かけたのだが、このようなことになっているとは知らなかった。

いつ移動するのかわからないが、移動される前に、江戸時代からあるという井戸を見学させていただこう。

と外部の人間とはいえ、こんなのんきなことを言っていいのだろうか?

 

囲町の電力プレート

なんか形が変だ!
上の方が曲げられている。
おそらく誰かが無理やりはがそうとして、曲げてしまったのだろう。
コンクリートブロックにビスで止めてあるので、人力では無理だろう。

産業廃棄物になる前に、これは是非保護・保存しなければと思ったが、そんなことできるだろうか?

 

西側にも行き止まりの案内があった。

行き止まりは線路沿いの道で、「中野西自転車駐車場」の西外れから「桃園跨線橋」の手前まで区間となる。

この角を左側に行ったところにある路地もいずれはなくなってしまうのだろう。

 

解体予定と思われる建物に書かれていた。

Lv3とは何だ?

2022年5月5日追記

改正大気汚染防止法案が、2020年6月に成立・公布され、2021年4月から施行された。
大気汚染防止法は、解体工事におけるアスベスト飛散を規制している。具体的な対象としてレベル1とレベル2のアスベストを規制していたが、この改正法では、さらにレベル3も規制することになった。
レベル1とは、吹付けアスベストのこと。レベル2とは、アスベストを含有する保温材、耐火被覆材及び断熱材のこと。レベル3とは、スレートやPタイルなどその他アスベスト含有建材を指している。

ということはLV3はレベル3のことで、アスベスト=石綿が含まれてる建材があるということになる。


以前紹介したポスターに「この開発でここ囲町町会は消滅しました」と手書きで書かれていた。

何とも切ない気持ちになってしまった。