杉並区柿木町(かきのきちょう)のものは以前発見していたが、未紹介だった。
杉並区の旧町名には「松ノ木町」もあり、最初は気が付かず、「松ノ木」と「柿木」を混在させてしまった。
①柿ノ木町24
発見日 2021年7月5日
発見場所 東京都杉並区上井草1丁目
区名が省略されている。
「柿木町」が正しいはずだが、「柿ノ木町」と書かれている。
読みが「かきのきちょう」なので、紛らわしい。
楕円形の旧町名の表札はあまり見かけないが、たまに見かける。
②東京都杉並区柿木町一〇四番地
発見日 2021年7月5日
発見場所 東京都杉並区上井草1丁目
③電力プレート「カキノキ-4」
発見日 2021年7月5日
発見場所 東京都杉並区上井草1丁目
歴史
下井草村に属し、字柿木(柿ノ木)
1889年(明治22年)5月1日
町村制施行、上井草村、下井草村、上荻窪村、下荻窪村が合併する形で東多摩郡井荻村が発足。
1926年(大正15年)7月1日
井荻村が町制施行し、井荻町となる。
井荻村、井荻町時代は字下井草小字柿ノ木
1932年(昭和7年)
豊多摩郡杉並町・井荻町は東京市に編入され、杉並区の一部となる。
区制施行後は杉並区柿木町になる。
1963年(昭和38年)12月1日
住居表示により、一部が上井草一丁目になる。
1964年(昭和39年)6月1日
住居表示により、残りが今川一丁目になり、柿木町は消滅。
地名の由来
地名由来は不明であるが、古くからの名で、おそらく部落を代表するような柿ノ木があったことから呼ばれたのであろう。
昔この辺りの農家では庭先にマメガキを植えて、渋柿を作り、それを板塀や農具の柄などに防腐剤として塗っていたそうだ。
柿木公園、柿木北公園や柿木図書館に名を残している。