歩・探・見・感

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旧町名 新宿区百人町

戸塚町の旧町名を再確認するついでに、この辺りは探索したことがないので、少し探索してきた。

現存の町名だが、住居表示前ものを発見したので、紹介しよう。

 

発見日  2022年6月9日

発見場所 東京新宿区百人町二丁目

探したというより、新宿駅から大久保駅まで歩いて、そこから高田馬場方面へ向かう道を歩いただけなので、ちゃんと探せばもっとありそうな感じだ。

 

歴史

1889年5月1日
市制・町村制施行により、南豊島郡大久保百人町・東大久保村・西大久保村が合併し大久保村が発足。
東京府南豊島郡大久保村大字大久保百人町となる。

1896年4月1日
豊多摩郡に変更。
東京府豊多摩郡大久保村大字百人町となる。

1912年12月1日
大久保村が町制施行
東京府豊多摩郡大久保町大字百人町となる。

1932年10月1日
大久保町は東京市編入され、淀橋区に属す。
東京府東京市淀橋区百人町一~四丁目となる。

1943(昭和18)年7月1日
東京都淀橋区百人町一~四丁目となる。

1947(昭和22)年3月15日
東京都新宿区百人町一~四丁目となる。

1971年6月1日
住居表示の実施。
百人町二丁目(全部)    → 百人町一丁目
百人町三丁目(全部)    → 百人町二丁目  
百人町四丁目、戸塚町四丁目 → 百人町三丁目

1975年6月1日
住居表示の実施。
戸塚町三丁目、戸塚町四丁目 → 百人町四丁目   

1978年7月1日
一丁目の一部が歌舞伎町の全域、三光町の一部、東大久保三丁目の全域、角筈一丁目の全域、角筈二丁目の全域、柏木一丁目の全域、新宿三丁目の一部と合併し歌舞伎町一丁目に編入となる。

 

地名の由来

百人町の地名は、内藤清成が率いていた伊賀組百人鉄砲隊の屋敷があったことに由来する。百人組と呼ばれた江戸の街の警護を担当する鉄砲隊は、その鉄砲術が江戸でも1、2を争うほどの腕前であったという。新大久保駅前にある皆中稲荷(かいちゅういなり)はそれにちなんでいる。江戸時代、鉄砲隊が居住し副業としてつつじの栽培が盛んであった。 かつては同じ由来を持つ青山百人町(青山)、根来百人町(市谷)も存在したが町名の統廃合で姿を消し当地に大久保百人町に相当する地名が残るのみである。

 

JR中央線大久保駅北口ガード下に描かれている壁画

人通りがあるので、なかなか撮るのが大変だった。

つつじが立体画のように飛び出て見えないだろうか。

鉄砲隊とつつじの組み合わせは何だと思ったら、下の案内板に書かれていた。

1590年(天正18年)徳川家康が江戸入府の際、内藤氏らに率いられた伊賀組などの鉄砲同心は江戸の西の警備にあたるために駐屯しました。関が原の戦いの後、幕府は鉄砲組に組屋敷を与え、現在の百人町に定住しました。鉄砲組は、同心百人を配属されたので百人組と呼ばれ、百人町の地名の由来になりました。 平時は、江戸城の警備にあたり、将軍が寛永時、日光東照宮などに参詣する際には警護にあたりました。
大久保村付近は、つつじの自生地であったとされますが、鉄砲組は定住後、屋敷内で余暇を利用して、つつじの栽培を行いました。 やがて名所として江戸で評判となり、『江戸名所図会』『江戸名所花暦』などに紹介されています。つつじ栽培は、明治維新以降、一時衰退しましたが、1883年(明治16年)に大久保躑躅園が開園し、一万株ものつつじが栽培され明治時代には花見客で賑わいました。 明治天皇が、大久保つつじの短歌を詠まれ、それを記念した歌碑(明治天皇御製碑)が皆中稲荷神社に建立されています。
その後、日比谷公園ができると大部分のづづじが移され、町の発展の歴史と共に姿を消していきました。しかし、『大久保つつじ』への愛着は強く、戦後になって毎年4月、ゆかりの深い皆中稲荷神社において地元商店街の二世会の若者たちによって『大久保つつじ祭り』が行われるようになり、1972年(昭和47年)には新宿区の花に指定されました。また、1961年(昭和36年)からは、『江戸幕府鉄砲組百人隊出陣行列の儀』が地元有志の尽力により行われるようになり、2002年(平成14年)に新宿区無形民俗文化財として登録されました。

 

民家の塀に貼られていた「鉄砲組百人隊保存会々員之章」

昭和36年、皆中稲荷神社石川正義宮司が中心となり、「百人町と鉄砲百人組」の史実を後世に伝え残そうと氏子五町会に働きかけ、作家で時代考証家として著名な名和弓雄の熱心なご指導により、秋の皆中稲荷神社大祭に幕末以来約100年ぶりに、古式豊かな「鉄炮組百人隊出陣の儀」が見事復活いたしました。そして、その間に「保存会」が設立されました。(江戸幕府 鉄砲組百人隊ホームページより)

 

東京グローブ座

いつも車窓から気になってたので、前を通ってみた。

 

右のポスター

相葉雅紀主演「ようこそ、ミナト先生」

2022年6月4日(土)~6月19日(日) 

会場 新国立劇場 中劇場

 

左のポスター

坂本昌行主演「THE BOY FROM OZ supported by JACCS」

2022年6月18日(土)~7月3日(日)

会場 東急シアターオーブ

相葉君は12年ぶりの舞台出演らしい。