新宿駅から帰るためにJR東口駅前広場を歩いていると、何かなとふと見たら、ライオンと目が合った。
と言っても、作り物のライオンだが。
新宿駅のこの辺りは行き帰りに何回も歩いていたのだが、初めて気が付いた。
今までは急いでいたり、人通りが多かったので、気が付かなかったのかもしれない。
若者が近くに座っていたが、この写真を撮るのには問題ないので、気にしないで写真を撮ることにした。
たぶん変なおじさんが、写真を撮ってると思われただろうなあ。
若者よ、なんだこれは、と関心を持ってくれれば嬉しい。
東京市時代のものが、JR東口駅前広場にあるなんて、知らなかった。
まさかやー。
あきさみよー。
発見日 2022年6月13日
発見場所 東京都新宿区新宿3-38-1
ライオンをかたどった給水口
当然だが、右から読む。
倫敦(ロンドン)水槽協会
左側の2文字は読めない。
新宿区指定有形文化財(工芸品)
馬水槽(ばすいそう)
昭和61年6月6日指定
19世紀にロンドン市内で馬・犬猫・人間に飲料水を供給した石造品で、イギリスから贈られたものである。動物愛護の精神に基づく水飲み施設で、交通運搬と都市水道発展の歴史を物語る記念物である。
「みんなの泉」の由来
東京の上水道育ての親、中島鋭司博士が明治34年(1901)から欧米諸国を視察した際、ロンドン水槽協会から東京市に寄贈されたもので、現在では世界に3つしかない貴重なものである。赤大理石製で上部は馬、下部が犬猫、裏面が人間用と、動物愛護の精神が息づいており、明治から大正にかけては当時の重要交通機関であった馬がよく利用していた。昭和39年(1964)の新宿民衆駅完成を記念して現在の場所に移転 その際、「馬水槽」と呼ばれていたものを一般より公募した「みんなの泉」と改称され、現在では新宿区の文化財に指定されている。
新宿ライオンズクラブ
馬水槽の所有者は「東日本旅客鉄道株式会社」だそうだ。
大正時代の初めまでは荷馬車を引いた馬の水飲み場として活用されていた。
大正12年の関東大震災で被害にあい、使用できなくなり、長い間放置されていた。
昭和39年
新宿駅東口ステーションビル(現・ルミネエスト新宿)の完成を記念して「みんなの泉」と命名され新宿駅東口に移設保存された。
東京都水道歴史館にはレプリカが展示されている。
クロス新宿ビジョン(運営:株式会社クロススペース)の『新宿東口の猫』
以前見かけた時よりもいくつかバージョンが増えたようだ。
猫ちゃんねる(毎時4回)00分 / 15分 / 30分 / 45分
・ビジョン放映時間は7時〜深夜1時
・各回とも、長さは2分15秒
・15秒前からオープニング映像が流れる