今回は渋谷区の旧町名「伊達町」を紹介しよう。
ここにはいくつかの種類の痕跡が残っていた。
①渋谷区伊達町六番地
発見日 2021年3月30日
発見場所 東京都渋谷区恵比寿三丁目
②渋谷区伊達町七番地
発見日 2021年3月30日
発見場所 東京都渋谷区恵比寿三丁目
③ダテマチ28
発見日 2021年3月16日
発見場所 東京都渋谷区恵比寿三丁目
住所がカタカタだけで書かれている表札は珍しい。
④渋谷区伊達町40番地
発見日 2021年3月16日
発見場所 東京都渋谷区恵比寿三丁目
店名のプレートに現町名だけでなく旧町名を併記してある。
旧町名が書かれているのは珍しい。
⑤渋谷区伊達町?番地
発見日 2021年?月?日
発見場所 東京都渋谷区恵比寿三丁目
これも伊達町の表札だが、撮るために何回か付近を歩いたことがあるのだが、すぐ目の前に監視カメラがあり、ビビっていたら、いつのまにかシールが貼られてしまっていた。
無念!
2年後の2023年9月19日に再訪したところ、シールが剥がれていた。
以前から、何回か訪問していて、早くシールが取れないかなと思っていたが、ようやく拝むことができた。
まだ完全ではないけれど、肝心なところが見えているので良しとしよう。
⑥渋谷区伊達町86
発見日 2019年11月26日
発見場所 東京都渋谷区恵比寿三丁目
以前は「渋谷区伊達町3」の横長の琺瑯町名看板があったようだが、消滅してしまった。
⑦澁谷區伊達町86
発見日 2019年11月26日(撮影日2022年7月4日)
発見場所 東京都渋谷区恵比寿三丁目
⑥と⑦は同じお宅に設置されている。
⑥は道路側に設置されているので撮りやすかったが、⑦は門から離れていて、スマホでは小さくしか撮れなかった。これは先日秘密兵器を使用して撮ったもの。
歴史
1718(享保3年)から、伊予宇和島藩の伊達家の下屋敷があった。それ以前は、長府藩毛利甲斐守綱元の拝領屋敷で、坪数は約11,000坪あったという。この家敷が享保3年9月に上知となり、伊達家の下屋敷となったもので、同家はその後維新に至るまで変化はなかった。
1889(明治22年)
この伊達屋敷があった一帯が伊達跡、その東側の地域が伊達前と称されるようになった。
1928年(昭和3年)
両町が合併して伊達町となった。
1966年(昭和41年)
住居表示実施により恵比寿三丁目となり、消滅。
屋敷の敷地はほぼ正方形となっていて、その名残は今も条理上の道路区画として残っている。
地名の由来
江戸時代に伊達家の武家屋敷があったことに由来する。
伊達町会
伊達児童遊園地