今回紹介する北区西ヶ原の痕跡はいろいろな種類が残っていた。
①北区西ヶ原町100
発見日 2021年9月2日
発見場所 東京都北区中里二丁目
「西ヶ原町」時代のもの
②北区西ヶ原1丁目35番地
発見日 2021年9月2日
発見場所 東京都北区西ヶ原一丁目
住居表示前のものと思われる。
③北區西ヶ原2丁目33番地
発見日 2021年9月2日
発見場所 東京都北区西ヶ原二丁目
區が旧字体になっているので古いものだと思われる。
④ニシガハラ-75
発見日 2021年9月2日
発見場所 東京都北区西ヶ原三丁目
半角カタカナ5文字のタイプ。
⑤北区西が原1‐54
発見日 2020年7月11日
発見場所 東京都北区西ヶ原一丁目
下部が黄色のものは珍しい。
「シネ」とは「シネカメラ」のことか?
「シネカメラ」は映画を撮影するための光学器械のこと。
「カメラのキタザワ」は現存していないようだ。
「駒込染井銀座商店街」は「駒込銀座商店街」と「染井銀座商店街」が合体したものだったのかな?
⑥西ヶ原中央町會員
発見日 2021年9月2日
発見場所 東京都北区西ヶ原一丁目
「西ヶ原」が右書きで「會」が旧字体なので、戦前の物か?
調べたが「西ヶ原中央町会」はなかった。
「西ヶ原中央自治会」に名称変更したのかもしれない。
歴史
現在の西ケ原の始祖は1889年(明治22年)の町村制施行時点における北豊島郡滝野川村(1913年に町制施行し滝野川町へ)大字西ヶ原である。
1932年(昭和7年)
滝野川町は東京市へ編入され滝野川区へ移行し、大字西ヶ原は西ヶ原町となる。
1947年(昭和22年)
滝野川区は王子区と合併し北区が成立。
1953年(昭和28年)
町名整理により西ヶ原町の一部が西ケ原一丁目~四丁目となった。
1965年(昭和40年)
この西ケ原一丁目~四丁目をそのまま継承する形で住居表示を施行。
1976年(昭和51年)
住居表示未実施であった西ヶ原町の残部にも住居表示が行われ一丁目へ編入(一部は中里二丁目へ編入)。これをもって西ヶ原町は廃止された。