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旧町名&町会会員プレート 江戸川区西小松川

現在の町名は「西小松川町」、旧町名が「西小松川」となっている通常とは逆のケースの経歴を持つ珍しい旧町名を紹介しよう。

 

発見日  2022年9月3日

発見場所 東京都江戸川区西小松川町

 

①江戸川區西小松川一ノ三二四一

区が旧字体の區となっている。

「區」の文字を見るだけで、ちむどんどんする!

左側の表札は氏名だけで住所の記載はなかった。

 

江戸川区西小松川一ノ三二六九

 

③西小松川一丁目町会

西小松川一丁目時代の町会プレートがあった。

 

④西小松川二の一二六

発見場所 東京都江戸川区松島三丁目

発見日  2020年6月6日

 

江戸川区西小松川2の1972

発見場所 東京都江戸川区松島二丁目

発見日 2020年6月6日

 

⑥おでかけは一声かけてカギかけて

発見日 2022年10月8日

西小松川一丁目町会防犯部

 

西小松川の名称が付くもの

西小松川小学校

昭和23年5月    第二松江小学校分校として校舎落成・移転
昭和27年4月    西小松川小学校開校

 

歴史

1914年(大正3年
荒川放水路の開削に伴い、村の区域が再編された。
 小松川
  旧小松川村のうち逆井(全)、西小松川(一部)、東小松川
  旧平井村のうち中平井(一部)、下平井
  旧船堀村のうち西船堀(一部)、西小松川、東小松川(一部)
 松江村に編入
 旧船堀村のうち西船堀(一部)、東船堀(全)、西一之江(全)、東小松川(一部)
 旧小松川村のうち西小松川(一部)

「西小松川」と「東小松川」は、小松川村、松江村、船堀村の3村に分かれて存在する大字であったが、上記の大正3年の廃置分合により、荒川放水路以西が小松川小松川、以東が松江村西小松川・東小松川となった。

1926年(大正15年)
松江村が町制を施行。

1932年(昭和7年)10月1日
東京市は周辺の5郡(荏原、北豊島、豊多摩、南足立、南葛飾)に属する82町村を編入し、いわゆる大東京市が成立した。
江戸川区は小岩町、小松川町、松江町、瑞江村、鹿本村、篠崎村、葛西村の3町4村の区域をもって新設された。
松江町西小松川より、西小松川1丁目、2丁目が成立。

1943年(昭和18年)7月1日
東京府東京市が廃止されて、新たに東京都が設置された。

1965年(昭和40年)9月1日
住居表示実施により、西小松川1の一部より松島1丁目、西小松川2の一部より松島2丁目、西小松川2の一部より松島3丁目、西小松川2の一部より松島4丁目がそれぞれ成立し、西小松川2丁目が消滅。

1978年(昭和53年)3月1日
西小松川1丁目の残余より西小松川町が成立し、西小松川1丁目が消滅。

 

なぜ「町」を付けるようになったのだろう?

調べてみても、わからなかった。

 

ところで、西小松川町の町は「まち」、「ちょう」のどっちだ?
「まち」だった。

 

ついでに調べてみた。

江戸川区の町名の数は47あり、「まち」が6、「ちょう」が8だった。

「まち」のもの
西小松川町」「下篠崎町」「篠崎町」「南篠崎町」「東篠崎町」「篠崎町」

「ちょう」のもの
興宮町」「一之江町」「二之江町」「宇喜田町」「清新町」「臨海町」「春江町」「鹿骨町