厳密に言うと「堀江町」は現存しているが、なぎさ公園東側から南葛西五丁目公園南側の旧江戸川右岸河川敷のみを町域とする無居住区域となっているし、発見した場所の町名も南葛西なので、実質旧町名扱いとしても問題ないだろう。
発見日 2022年9月5日
発見場所 東京都江戸川区南葛西六丁目
事前調査で所在地が分かった場合、小さく切り取った付箋に住所を書いて地図に貼るのだが、今回は貼るところを間違てしまったようだ。
現地に着くと、あるはずのところにない。
再訪することになるのか?
それは避けたいので、付近を探してみる。
付箋を貼った所から少し離れた所にあった。
よかった、見つけることができて。
江戸川区のホームページには「住居表示旧新・新旧対照表」があるので、間違えようがないはずなのだが、うっかりミスだ。
発見場所 東京都江戸川区南葛西二丁目
これも、見つけるのに少し時間がかかってしまった。
路地の突き当りに3軒のお宅がある。
中央のお宅がそうだと思い、見ると現町名のものだった。
一度路地の入口まで戻り、心を落ち着かせてから、再度、侵入する、ではない、進入する。
左右のお宅を見る。
左のお宅ではなかった。
右か?
表札が入口付近にない。
少し離れた玄関付近を見てみる。
あった!
こんなところにあったんだ!
スマホの写真で撮るとこの程度だ。
秘密兵器は持ってきていなかった。
持ってきていたとしてもこんなところで、撮る勇気はない。
見つかったら、不審者決定だろう。
最新のスマホだとこのように離れていても撮れそうなものがあったが、価格を見て(*_*)!
17万円台だった。
結構いいカメラが買える価格だ。
カメラ機能だけでいいので、カメラメーカーが低価格のスマホ型望遠カメラみたいなものを販売してくれればうれしいのだが。
キヤノンが「PowerShot ZOOM」という望遠鏡型カメラを発売しているようだが、スマホ型の方がコンパクトでいいのだけれど。
このように入口から離れたところに表札を設置しているお宅をたまに見かける。
こんなところに設置して意味があるのだろうか?と思ってしまう。
視力が悪い人だと見えないだろう。
自分は老眼だが、遠くのものはよく見えるので、このようなものでも見逃さない。
歴史
堀江町は、1932年(昭和7年)の江戸川区成立時から置かれていた町名であったが、1979年(昭和54年)11月に実施された住居表示により、町域の大半が南葛西一~ 七丁目に変更された。その後は、南葛西の東端部分にある旧江戸川の河川敷部分のみが住居表示未実施のまま、「堀江町」として残存しているのみである。
南葛西2丁目公園
所在地 東京都江戸川区南葛西2丁目10
面積 1,700㎡
この公園の中にすごく立派なものが見えた。
堀江土地区画整理事業完工記念之碑だった。
随分都内を探索しているが、このような階段付きの立派な土地区画整理事業記念碑は見たことがない。
裏面に沿革史が彫られていた。
堀江地区公図
反射して木が写っている。
公図が設置されているのも初めて見たかもしれない。
裏面には何もなかった。
左下に旧字名が彫られている。
1 太 郎 次
2 八 町 歩
3 元 割
4 将 監
5 松 浦
6 古 寅
7 稲 荷
8 向 卯
9 向 辰
こんな立派な記念碑なのに、これについて書かれているものは見つからず。