今回は葛飾区の平井シリーズ第二弾。
といっても以前紹介した「平井中町」と今回紹介する「上平井町」のふたつだけなので、シリーズ最終回となる。
「奥戸町上平井」から「上平井町」、「奥戸町中平井」から「平井中町」になった経緯がある。
「上平井町」と「平井中町」、「上」と「中」が入る位置が違う。
「上」だから先頭に「上」、「中」だから中に「中」を入れたのか?
「上平井町」と「中平井町」、「平井上町」と「平井中町」のどちらかになる可能性もあったのか?
町名を決める際色々あったのではないと思われるが、調べた限り分からなかった。
あれ?
下平井町は?
下平井町はなく、下平井なのだ。
下平井は現在の江戸川区になるので、今回の対象外であるが、今のところ発見できていない。
江戸川区の平井について復習したい方は下記の記事へ。
①上平井町462番地
発見日 2022年10月24日
これ一枚しか発見できず。
ここからは上平井が付くものを紹介していくことにしよう。
上平井中学校
昭和22年5月1日 東京都葛飾区立第七中学校として開校
昭和25年2月1日 校名変更 東京都葛飾区立上平井中学校
開校当時の名称ではなく、校名が変更されていたとは。
上平井幼稚園
昭和13年5月に当地唯一の幼児教育施設として開園。
戦争中住民の疎開が進み幼児教育の継続が困難となり、一時休園を余儀なくされたが、昭和21年4月より再び開園したそうだ。
上平井保育園
認可年月日 昭和39年11月1日
上平井変電所
上平井橋
上平井橋東詰交差点
上平井水門
中川、綾瀬川への高潮遡上を防ぐ役目を担う重要な水門で、他の水門より大きな門扉と巻上げ機を持っている。
形式 :鋼製ローラーゲート(トラス式)
径間 :30m×4連
門扉高さ:端部9.2m 中央9.5m
竣工 :昭和44年度
上平井ゲートボール場
上平井のサイカチ
夕方で曇り空だったので、オブジェのようにも見える。
区登録天然記念物
所在地 葛飾区新小岩三丁目43番7号
登録年月日 平成元年(1989)3月20日
サイカチはマメ科の落葉喬木です。30㎝余もある豆果はサポニンを含み、洗剤や薬品として用いられます。このサイカチは区内最大のもので落雷のため幹の内部は空洞になっていますが、樹勢は盛んで、幹の高さ約3m、枝葉の高さ10m、目通り周囲3.44m、枝張7mで樹齢は300余年と推定されています。
落雷があっても、成長し続けるなんてすごいな😆⤴️。
手入れされているのか落葉しているのかわからないが、葉が一枚もなかった。
サイカチの豆果がなっているときに見たかった。
地名の由来(葛飾区ホームページより)
1966(昭和41)年までは、「平井中町」という地名がありました。現在の新小岩・西新小岩の一部にあたります。また、1968(昭和43)年までは「上平井町」という地名がありました。現在の東新小岩・西新小岩・奥戸の一部にあたります。
もともとは、「上平江」という地名で、約620年前の室町時代の資料に出てくる古い地名です。
「平江」という名前は、この辺りが、入江のような地形だったことからつけられたといわれています。その後、約460年前の戦国時代に「上平井」に変わりました。