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旧町名 大宮市大和田字保浄

今回は変わった字名を持つ旧大宮市(現さいたま市)の旧町名を紹介することにしよう。

 

発見日  2021年8月23日

発見場所 埼玉県さいたま市見沼区東大宮一丁目

 

「保浄」なんていう旧町名(字名)聞いたことあるだろうか?

由来を調べてみたが不明。

そうしたら想像するしかない。

「浄を保つ」という意味だろううか?

想像力がないため、挫折した。

 

さいたま市立大砂土中学校の学校の沿革に以下の記載があり。
昭和25年2月10日, 校地を大宮市大字大和田保浄2177番地に決定。

 

歴史

かつては江戸期より存在した武蔵国足立郡南部領に属する大和田村であった。

1889年(明治22年)4月1日
町村制施行により、大和田村・砂村・土呂村・今羽村・西本郷村・堀崎村・島村が合併して大砂土村が発足。大砂土村の大字大和田となる。
大砂土村大字大和田字保浄となる。

1940年(昭和15年)11月3日
北足立郡大宮町・三橋村・日進村・宮原村・大砂土村が合併(新設合併)し、大宮市が発足。大宮市の大字となる。

1960年(昭和35年)7月11日
町名地番変更により、大宮市大字大和田および大字土呂の各一部から大和田町一丁目・二丁目が成立。

1977年(昭和52年)12月28日
町名地番変更により、大和田町一丁目・二丁目、寿能町二丁目、土呂町、砂町一丁目、本郷町の各一部から見沼一丁目 - 三丁目が成立。

1996年(平成8年)1月13日
町名地番変更が行われ、大字大和田および大字砂の各一部から東大宮七丁目が成立。また、大字大和田および大字砂の各一部が東大宮一丁目に編入される。これにより大字大和田は消滅。

 

大和田の地名の由来

『大宮の地名(上巻) 大宮雑記帳5』に、中世以前の地名「上田村」の「田」と、産物の大和芋の「大和」をくっつけた、という説が載っているが、同書によれば口碑のみで裏付ける資料がないとのことだ。

東武鉄道のホームページには以下のように載っていた。

台地は急な崖になっており、地名の「和田」は谷間の入野に比較してやや広い平地を意味しています。
これが大和田の地名の由来となっています。
この地形から大和田駅と名付けられました。