歩・探・見・感

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ノスタルジック、レトロ、ディープそしてマイナーな世界へようこそ

蒸気機関車 C57 26 埼玉県行田市

以前訪問した時も写真を撮っていたのだが、今回新たに撮り直してきた。

大井川鐵道蒸気機関車に乗った位で、とてもマニアと言えるレベルではないが、蒸気機関車をはじめ、展示されている乗物を撮ることも自分の一つの趣味だ。

これでも「撮り鉄」という部類に入るのだろうか?

 

発見日  2020年4月9日(再訪日2022年11月3日)

発見場所 埼玉県行田市本丸3-5

 

本丸児童公園内に保存されている。

これからは紅葉のシーズンだが、初めて訪問した時は桜が満開だった。

 

正面

集煙装置は外されており、短めの煙突が集煙装置を載せていた名残になっている。

 

運転席

 

後ろ姿

ざらしなので、見ての通り保存状態は良くない。

塗装が剥げ落ちてボロボロ状態だ。

これに回す予算がないのかもしれないが、カワイソスギル。

平成25年10月1日発行の市報には「行田のシンボル的存在としてみんなに親しまれている。」と書かれている。

2015年のわらアートではこの蒸気機関車を原寸大にしたものを作成したことがあったそうだ。

何とかしてほしいなあ。

 

私は 蒸気機関車「C5726」号です

私たち「C57」型は形態が美しいことから「貴婦人」と呼ばれ、旅客列車用として合計201 輌製作されました。
私は昭和13年川崎車両(株)で生まれ、おもに「東海道」「東北」 本線の花形コースを、持前の快速で客車を引いて、2,985,783km (地球を約74周半)を走り、昭和46年12月を最後に引退しました。
私が引退した昭和46年は高崎線行田駅開業5周年記念にあたり、 国鉄高崎鉄道管理局(現・東日本旅客鉄道株式会社高崎支社)の ご協力により、行田市に迎えられ、ここで余生を送らせて頂いて います。

蒸気機関車C57型の仕様
機関車 全長 12,960mm
機関車 全高   3,945mm
炭水車 全長   7,320mm
炭水車 全高   3,080mm
機関車重量         67.5t
炭水車重量           48t
最大図示馬力     120ps
最高運転速度     100km/h
水タンク容量      17㎡
主動軸直径     1,750mm

「C5726」 の解説
アルファベットは動輪の数を表し、Cは3軸、Bは2軸、Dは4軸です。Cは速度が速く、 主に旅客列車用として活躍しました。Bは小型で、主に国鉄の工場や機関区などで、車輌の入れ替え用として、Dは馬力が大きく、主に貨物列車用として活躍しました。デゴイチで知られるD51もこのタイプです。
5726の「57」は型式を表します。10~49はタンク 機関車で、運転席のすぐ後ろに水タンク・石炭庫があり、 50~99はテンダー機関車で、水・石炭を積んだ炭水車を、後ろに連結する機関車です。
次の「26」は「C57型」の26番目に製作されたことを表します。

1938-2-4 川崎重工兵庫工場 製番1883名古屋局配属
1945-4-1 現在 宇都宮
1955-9-15 保留指定
1955-10-8  保留指定解除
1955-10-1(10-9?) 名古屋
1956-7 山田
1962-10-1現在 伊勢
1964-4-1現在 亀山
1967-3-31現在 亀山
1971-12-13廃車 亀山