歩・探・見・感

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ノスタルジック、レトロ、ディープそしてマイナーな世界へようこそ

下町風俗資料館付設展示場(旧吉田屋酒店)で発見した琺瑯看板

訪問日  2023年1月7日

訪問場所 東京都台東区上野桜木二丁目10番6号

何回か訪問したことがあるところなのだが、改めて訪問してきたので、写真を撮り直してきた。

 

入って右側の壁にポスターと共に琺瑯看板が4枚貼られている。

おそらくこの看板の存在について紹介している方は、たくさんいることだろう。

しかし、1枚1枚にコメントしているのは当ブログだけではないか。

知らんけど。

 

①銘酒 新世界

「銘酒 新世界」は日本酒類株式会社が製造した一級酒だったらしい。

 

アサヒビールの2014年2月27日のニュースリリースに「ニッカウヰスキー株式会社門司工場のあゆみ」が載っていた。

そこに日本酒類株式会社の名前があった。

1914年    鈴木商店 大里酒精製造所
1917年    日本酒類醸造株式会社
1925年    大日本酒類醸造株式会社
1944年    大日本発酵工業株式会社
1948年 日本酒類株式会社
1960年    協和発酵工業株式会社
2002年    アサヒ協和酒類製造株式会社
2006年    ニッカウヰスキー株式会社

色々な経緯があり、今はアサヒビールに吸収されてしまったようだ。

 

②塩小売所

右に住所が記載されているものを見かけたことがあるが、消されてしまったのかな。

もし記載されていたとしたら「東京市下谷区谷中茶屋町三番地」だったはず。

喜多島さんは吉田屋の店主だった方のようだ。

 

③イチヤマ 信州

信州の下の文字が隠れている。

これは調べなくてはいけない。

信州といったら味噌か?

ピンポンだった。

棚をどかしてもらって確認された方がいたようだ。

一番上のマークは長野県駒ヶ根市にある株式会社伊勢喜(明治34年8月8日創業)の屋号の紋章らしい。

しかし、伊勢喜は味噌のメーカーではなく、食材を販売する食品卸問屋らしいので、違うのかもしれない。

伊勢喜の2013年12月5日のブログに「イチヤマ信州味噌の看板に心当たりの方、ご連絡お待ちしています。」と書かれている。
ブログに新しい記事が書かれているのにもかかわらず、まだ新着情報一覧にその古い記事が載っている。
これはシステムのバグではないだろうか?

連絡があったのかどうか気になるところだが、検索した限り見当たらないので、まだ連絡はないのだろう。

イカリソース

日本には100以上のソースメーカーがあるというが、現存するブランドとしては最も古い歴史を持つ。イカリソースブランドを興した旧イカリソース株式会社は、2005年(平成17年)5月に会社更生法を申請。現在はブルドックソースがそのブランドを譲り受け、ブルドックソースの子会社サンワフーズをイカリソースという社名に変更してイカリブランドを継承している。