歩・探・見・感

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彩の国さいたま芸術劇場 出演者手形レリーフ

訪問日 2023年1月9日

 

彩の国さいたま芸術劇場

逆光でうまく撮れない。

囲に覆われていた。

 

大規模改修中だった。

昭和50年代末に、埼玉県の中期計画で「県民芸術劇場(仮称)」として建設が計画されたことに端を発する複合文化施設で、建設予定地決定・建設用地取得までが昭和に、基本計画の決定 及び 建物の着工・竣工が平成の初頭に行われ、1994年(平成6年)10月に開館。

休館期間(予定)令和4(2022)年10月3日~令和6(2024)年2月29日まで

 

これは与野郷土資料館に展示されていた写真。

彩の国さいたま芸術劇場ができる前は古谷製菓の東京工場だったことを初めて知った。

現在の古谷製菓はどうなっているのだろう?

 

これは、また脱線しそうだ。

悪い癖だが、仕方ない。

しばらく付き合っていただこう。

 

古谷製菓はかつてはキャラメルでは明治、森永につぐ第三位のメーカーであったらしい。

調べてみたところ、1984年(昭和59年)5月に倒産してしまっていた。

その間はどうなっていたのかキニナル。

倒産してしまっているので、あまり情報がないが、古谷製菓について書かれていた方がいたので、参考にさせて頂いた。

元社長の家について(「motoguzzi な おじさんの趣味とこだわりについて・・」さんより)
『高台にそびえ建っていて、楢の木やクヌギの木が茂り、青々した芝生が広がる敷地が300坪以上ある大邸宅だった。
「古谷」と達筆で書かれた陽に焼けた木の表札がかかった大きな玄関があり、城のような石垣の上に建つ塀と立派な門が僕等が集団登校していた道に面していた。』
だったらしい。
浦和市内の高級住宅地はいくつか思いつくが、高台?

どこだったのだろう?

そして、今はどうなっているのだろう?

 

「咲いた万歩」さんの調査結果を参照

平成10年与野市教育委員会発行『与野まち風土記』[まちの歴史]【上峰】
昭和27年(1952)フルヤ製菓創業開始

前身の古谷商店として創業したのが、1900年(明治33年)とある。
古谷製菓株式会社に商号変更したのが昭和27年となっており、この年を創業開始としたのか?

平成14年発行『与野商工会議所創立50周年記念誌』与野商工会議所の出来事
昭和39年(1964)11月 古谷製菓東京工場新築落成
昭和51年(1976)10月 古谷製菓東京工場敷地に「ジャスコ」誘致計画発表

東京工場はこの間約12年操業していたと思われる。

 

創業者の孫が1988年(昭和63年)2月 - 札幌市中央区南11条西18丁目に「ショコラティエ マサール」を創業していたことがわかった。

そして、2021年02月、北海道民に愛された<フルヤのウインターキヤラメル>が 約40年ぶりに冬季限定で復刻販売されたそう。

また昨年から冬季復刻販売が行われている。

販売期間:2022年12月2日(金)~2023年3月31日(金)までの毎週金曜日午前10時から販売。
売店舗:ショコラティエ マサール本店、札幌三越店、大丸札幌店、オンラインショップ
販売個数:各店舗1日40個 オンラインショップ1日13個

1箱10粒入 864円(税込)

復刻の経緯がホームページに載っていた。

書いてあることより実際は大変なことだったと思う。

ドラマになりそうな内容だ。

 

さて、ようやく本題に戻ることにしよう。

 

彩の国さいたま芸術劇場 出演者手形レリーフ設置事業

彩の国さいたま芸術劇場 出演者手形レリーフ設置事業
JR与野本町駅から彩の国さいたま芸術劇場に至る経路に、芸術に親しみ、 身近に感じていただくため、 劇場出演者の手形レリーフを設置します。 設置する手形レリーフは、主に、 「ハムレット」 「マクベス」 「オセロー」 「リア王」をはじめ、「ロミオとジュリエット」 「ヴェニスの商人」 など 多くの傑作を残した英国の劇作家であり、詩人であるウィリアム・ シェイクスピアの戯曲全37作品を上演する企画「彩の国シェイ クスピア・シリーズ」に出演した方々のものです。

「彩の国シェイクスピア・シリーズ』とは
「彩の国シェイクスピア・シリーズ」は、 彩の国さいたま芸術劇場において、 シェイクスピア作品全37作品 を上演する目的で企画されたもので、 蜷川幸雄初代芸術監督のもと、 1998年(平成10年)から上演が開始 されました。 現在は、日本を代表するシェイクスピア俳優である吉田鋼太郎2代目芸術監督がシリーズを牽引しています。 主催は公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団。 企画は彩の国さいたま芸術劇場シェイクスピア企画委員会 が行っています。
芸術劇場での上演歴は次のとおりですが、 日本国内や海外でも上演されています。

 

パンフレット

これにはまだ載っていない人がいる。

それは誰だろうか?

答えは・・・、

探してみよう。

 

与野西中学校の正門前のアートストリートエリアには、故蜷川幸雄氏が演出した「彩の国シェイクスピア・シリーズ」に出演した俳優たちの手形レリーフが32枚も並んでいる。

さいたま市の資料では手形の設置年は以下のようになっていた。

平成23年度 蜷川幸雄吉田鋼太郎安蘭けい阿部寛大竹しのぶ窪塚洋介 6名
平成24年度 松坂桃李山本裕典・月川悠貴・勝村政信 4名
平成25年度 市川猿之助高橋克実 2名
平成26年度 菅田将暉白石加代子藤原竜也横田栄司平幹二朗 5名
平成27年度 市村正親・田中裕子・瑳川哲朗溝端淳平 4名
平成28年度 藤木直人多部未華子辻萬長 3名
平成29年度 六平直政・大石継太・柿澤勇人 3名
平成30年度 木場勝己中河内雅貴 2名

合計29名だ。

あれ、あと3名。

蜷川幸雄阿部寛安蘭けい石原さとみ市川猿之助市村正親・大石継太・大竹しのぶ柿澤勇人勝村政信木場勝己窪塚洋介瑳川哲朗白石加代子菅田将暉高橋克実・田中裕子・多部未華子・月川悠貴・辻萬長寺島しのぶ中河内雅貴平幹二朗藤木直人藤原竜也松坂桃李溝端淳平宮本裕子六平直政山本裕典横田栄司吉田鋼太郎

抜けていたのは石原さとみ寺島しのぶ宮本裕子だった。

調べたところ、設置年月が分かった。

令和元年8月 寺島しのぶ

令和2年3月 宮本裕子

令和4年3月 石原さとみ

 

知らない方もいたので、すべては撮らなかった。

撮ったのを数えたら13名だった。

思ったより少なかった。

 

蜷川幸雄

吉田鋼太郎

阿部寛

大竹しのぶ

松坂桃李

菅田将暉

藤原竜也

市村正親

田中裕子

溝端淳平

藤木直人

多部未華子

石原さとみ

一番最後は石原さとみ

ベテランから若手までそうそうたる方たちだった。

自分の手と比べてみるのも楽しいかもしれない。