歩・探・見・感

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ノスタルジック、レトロ、ディープそしてマイナーな世界へようこそ

旧町名&たばこ販売店 東京都台東区谷中初音町一丁目

谷中初音町については、つい先日(2023年1月22日)、下記の記事で紹介した。

citywalk2020.hatenablog.com

 

上記記事を書くにあたって谷中初音町について調べていたところ、旧町名由来案内が四丁目以外のものもあることが分った。

写真を撮っていたはずだと思い、フォルダーを探してみたが見つからなかった。
記憶違いか?
いつもあてにならない記憶だ。

仕方ない。

旧町名由来案内がどこに設置されているのか探そう。

ストリートビューを駆使し、場所を特定することができた。

よく歩いていたところだったが、本当に撮っていなかったのかなあ。

まあ、いいや。

撮りに行くか。

急ぐ必要など全然ないのだが、善は急げ、思ったら吉日、忘れる前に行こう。

 

寒い!

風が冷たい!

この日(2023年1月25日)は今季最強の寒波ということで、東京の最低気温-2℃、最高気温3℃の予想だ。
晴れた日に最高気温が5℃未満となるのは2018年1月25日以来、5年ぶりだそうだ。

 

こんな特に寒い日にわざわざ探索するなんて考えられない、別な日にすればよかったかな、異常な行為だよねと思いつつ、寒さに震えながら歩いていると、喜ばしいことがあった。

電力プレートに続いて新しい発見があったのだ。

 

発見日  2023年1月25日

発見場所 東京都台東区谷中六丁目

 

歩道を歩いていると自動販売機の裏に赤いたばこ販売店琺瑯看板が見えた。

店の奥を見るとおばさんが座っていて店番をしていた。

声をかけて撮らせてもらおうと思ったが、それができず、おばさんからの死角と思われるところから撮った。

そのため全体は撮れなかったが、肝心なところが撮れたので良しとしよう。

「谷中初音町一」までしか見えないが、旧町名であることが分かるので問題ない。

 

この店の前の歩道は何度歩いたことか。

でも今まで気が付かなかったのだ。

この調子だと今まで探索したところでも見落としがあるのかもしれない。

 

初音の名前が付いているものをいくつか見つけたので、ここからはそれらを紹介することにしよう。

 

台東初音幼稚園

 

防災広場 初音の森

 

初音小路

ここは多くの方が紹介している。

そちらを見ていただいた方がいいと思うので、興味がある方は調べてみてね。

 

町会

旧谷中初音二丁目の町会は谷中親和会となっているようで初音の名は残っていない。

 

旧町名区域図①

 

旧町名区域図②

 

何か違うなあ。

並べてみよう。

左の地図は上が北だが、左の地図は上が南になっている。

上が南の地図は慣れていないので、見づらい。

 

谷中初音町四丁目以外の旧町名由来案内とは、谷中初音町二丁目と谷中初音町三丁目。
谷中初音町一丁目は探してみたが、見つからなかった。
ないのかな?

 

旧町名由来案内 谷中初音町二丁目

初音町という町名は、谷中初音町三丁目から四丁目にかけたところに鴬谷と呼ばれるところがあったことから、鴬の初音にちなんで付けられた。初音とは、その年に初めて鳴く鴬などの声のことである。
谷中初音町は、はじめ一丁目から三丁目として誕生した。明治二年(一八六九)のことである。四丁目ができたのは、それより少し遅い明治四年である。その後、谷中村、下駒込村、日暮里村の一部を合併して谷中初音町としての町域を確定したのは明治二十四年のことである。
谷中初音町二丁目は、元禄一七年(一七〇四)に町屋の開設が許されてできた天王寺門前町が改称された町である。

 

旧町名由来案内 谷中初音町三丁目

初音町という町名は、谷中初音町三丁目から四丁目にかけたところに鴬谷と呼ばれるところがあったことから、鴬の初音にちなんで付けられた。初音とは、その年に初めて鳴く鴬などの声のことである。
谷中初音町は、はじめ一丁目から三丁目として誕生した。明治二年(一八六九)のことである。四丁目ができたのは、それより少し遅い明治四年である。その後、谷中村、下駒込村、日暮里村の一部を合併して谷中初音町としての町域を確定したのは明治二十四年のことである。
谷中初音町三丁目は、慶安元年(一六四八)に町屋が開設されてできた天王寺門前町が改称された町である。むかし、この付近では生姜がつくられていた。次第に、その生姜は全国に広がり、いつしか「谷中生姜」とよばれるようになった。