2024年7月25日、旧東海道の六番目の宿場町である藤沢宿を探索するために藤沢市を訪れた。
暑い。
60歳以上の場合には体温調節機能が衰え始め、暑さを感じなくても体温が上昇して危険な状態に陥っていることもある。最高気温が30度以上となる真夏日には、どんなに体調が良くてもウォーキングを避けた方が良い。
と書かれているものもある。
でも気にしない。
ふじさわ宿交流館で藤沢宿絵図をもらう。
ほとんど事前調査をしてこなかったので、このパンフを参考にして、旧藤沢宿を散策してみることにした。
時は進む。
一通り散策し終えたので、旧東海道から湘南山手通りへ。
藤沢本町駅近くの踏切を渡らず、手前の坂を登り、伊勢山橋を渡る。
右側に「かざりや」という出桁造りの建物があった。
信号があるので、車が中々途切れない。
何回か車間が空いた時を狙って、ようやく撮れた。
看板に、
蓄熱循環式太陽熱温水器製造
金銀細工
とある。
陽の文字が太陽の下半分の中にあるのがオサレ。
最初はこの看板だけにフォーカスしていた。
よく見ていると銅板製の戸袋に何か絵みたいなものが見えてきた。
何だろう?
『風神雷神図』?
横断歩道を渡って、建物の前の歩道から撮るが上の方しか見えない。
右側
左側
全体が見える反対側の歩道へ再び向かう。
右側
左側
やはり『風神雷神図』だった。
銅板を打ち出して製作したのだろう。
素晴しい!
ファンタスティック!
エモい!
今は"萌える"ではなく"エモい"と言うらしい。
旧藤沢宿には店蔵、蔵、町家が点在している。それらを見て、それぞれ素晴らしいと思ったが、一番感動したのがこの「かざりや」の『風神雷神図』。
中々こんな素晴らしい銅板の戸袋はないだろう。
少なくとも東京都内では見たことがない。
はずだ。
家に帰ってから、藤沢宿絵図に「かざりや」が載っているのに気づいた。
パンフに載っているくらいだから、ネットで調べれば、いつ頃建てられたのか、いつまで営業していたのか等いろいろ知りたいことが分かるだろうと思ったのだが、調べても、自分が欲しいそれらの情報は見つからなかった。