歩・探・見・感

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蜂の巣の形をした校舎と「ぴょんちゃん」がいる西東京市立保谷第一小学校

ネットで西東京市のことを調べていたら、西東京市遺産発掘隊 | FacebookというFacebook西東京市の隠れた「遺産」を発掘されている団体があることを知った。

その中で校庭にちょっと変わった遊具がある小学校を紹介していた。

自分は公園の遊具の写真も結構撮っていて、一部は当ブログで紹介しているが、このようなものがあることを知ると行きたくなってしまう。

2024年8月23日、この日は保谷駅から帰ることにしていたので、最終目的地として、この小学校を訪れることにした。

学校周辺を探索するには休み期間中がベストだ。

休みでない時に訪れて、学校の周りをウロチョロしていると怪しまれそうだし、特にそれが下校時間あたりになると最悪。生徒たちが、校門から吐き出され、あちこちの道に拡散している。

平日の昼間に歩いているオジサンはただの不審者だ。

実際に不審者と思われたのか、歩いていると走り出されたり、「こんにちは」とあいさつされることもある。

だから探索中は学校の近くを歩きたくないのだが、どうしても避けられない時もある。

なので、このような夏休み期間に訪れるのが良い。

まず、変わった形をした校舎が目についた。

六角形?

上から見るとこんな形になっている。

左側の校舎。

「蜂の巣校舎」と呼ばれているらしい。

1967年(昭和42年)完成。

全国では30校くらいあるらしく、「蜂の巣教室」「ダイヤモンド教室」「蜂の巣型校舎」「ハチの巣校舎」とも呼ばれているとのこと。

東京都内では、調布市の染地小学校・第四中学校、西東京市の青嵐中学校、武蔵野市の千川小学校・桜堤小学校、町田市の南第一小学校、多摩市の多摩第三小学校があるらしいが、現存しているかどうかは調べていないのでわからない。

「ぴょんちゃん」は東門近くにいた。

滑り台のようだ。

令和3年度 校長室より(1学期)5月28日(金曜日) 【「ぴょんちゃん」の歴史】と題して次のように書かれている部分があった。

『「ぴょんちゃん」は昔、正門(西側の門)の近く、プールの北側にあって、昭和41年頃(今から55年前)に蜂の巣型の校舎建築の際に、校舎の敷地と重なるので今の場所に移設されたこと。

プールが完成した翌年の昭和38年から39年(今から57・58年前)に「登る」「潜る」「滑る」をテーマにした「ノモスの国」にあったことが分かりました。写真を見ると、この頃に作られたようです。』

さらに調べてみると、1964年(昭和39年)3月卒業の児童・先生・保護者・地域の方々の共同制作によるものらしいことがわかった。

名前はウサギかららしいが、ウサギには見えない謎の生物。

でも、無事会うことができて感激!

校庭に気になる石柱が建てられていた。

右 開校○○

左 昭和二十八年三月○○

遠くからなのでほとんど読めない。

沿革

明治 7年(1874)     小保学校(芳谷学校前身)として開校 

   8年(1875)9月   芳谷学校(保谷第一小学校前身)が開校

  25年(1892)4月   芳谷尋常小学校として独立

昭和22年(1947)3月3日 保谷第一国民学校として開校

                                   4月1日 新学制により保谷第一小学校と校名変更

保谷第一小学校としては今年創立77年だが、1874年からだと、今年は150周年となる記念すべき年だ。