2024年9月14日、探索を終えて、帰宅途中に港区芝にある日本電気本社ビルに立ち寄る。
土曜日だったので、社員の姿もなく、人が入ることなく正面から写真を撮ることができた。
NECスーパータワーとひかり門
NECスーパータワーは、上に行くに従って段階的に細くなる3段ロケット型で、ビルの中ほどに大きな風穴があるのだが、下から見上げても、風穴は見えないね。
愛称「NECスーパータワー」の由来は、
「超高層ビルで初めてスーパーフレーム構造を採用し、次世代のインテリジェントビルという意味でのスーパーであり、隣接する東京タワーのように上に行くほど細くなるタワーのイメージの組み合わせ」
とのこと。
高さ180メートル
地上43階・地下4階
ゲートモニュメント「ひかり門」
ステンレス製で、陽光を反射して輝き、中央部分がNECスーパータワーの形になっている。日比谷通りの御成門、二天門、三解脱門等を意識しているそう。
プレートがないかなと探してみたところ、一番右側のポールの下にあるのを見つけた。
製作者は伊藤隆道氏。
ひかり門の先、正面玄関前に気になるものが見えた。
大正~昭和初期に建てられた旧三田事業場に掲げられた社名板とのこと。
説明板のようなものが埋めてあったが、全く読めなかった。
近くを通ったことはあるが、今まで、こんなお宝があることを知らなかった。
更に別なお宝も発見することになる。
北側の通路へ移動する。
敷地の約65%が緑地で、樹木が約280本植えられており、防風林の役割を担っているらしい。
植込みの右側に何か見えた。
日本電気創立当時の建物基礎が展示されていた。
いろいろな角度から見てみよう。
右側面
左側面
裏面
右側面から下部を見るとレンガの下にコンクリートが見えた。
説明板
このレンガ造りの基礎は、日本電気創立当時に建てられた建物のものです。
明治44年頃に建てられたこの建物は、赤レンガ造り2階建で、最新様式のたいへんモダンな建物でしたが大正14年から始められた旧本社ビル建設の際に姿を消しています。
このレンガ基礎のなかに、日本電気の草創期、新事業への情熱に燃えた先達の姿を偲ぶことが出来ます。
更に通路側に・・・。
それについては別な記事にすることにしよう。
2024年9月16日 写真追加