歩・探・見・感

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旧町名「大森區山王」と旧番地「大田区山王」

ネットで調べ物をしていたところ、以前撮った表札の目撃情報が載っていた。

撮った時は、何の旧町名か解析できず、そのまま放置していて、いつの間にか撮ったことを忘れていた。

①大森區山王二七八一

発見日 2021年1月9日


風化していてわかりにくいが上部に「大森區」と右書きで刻まれている。

②区名の上部が壊されていたり、町名が削られていてほとんど解読不明だが、上部に「大森區」の下の部分だけ右書きで書かれているように見える。

発見日 2021年5月27日

発見場所から「大森區山王」のものと思われる。

大田区になってからの旧番地のもの

発見日 2021年5月27日



④大田區が右書きで、区が旧字体の區になっているが、現丁・番・号のものもあった。旧町名のものではないが、旧町名風なので載せることにした。

発見日 2021年1月9日

もしかしたら、大森區を書き換えたものかもしれない。と思ったりもする。

地名の由来

大森駅の北西にある大森山王日枝神社に由来する。

歴史

明治7年(1874年)~
地租改正によって新井宿村に字山王及び字山王下が成立。

明治22年(1889年)
市制町村制の施行により新井宿村が隣接する不入斗村と合併し、入新井村成立。新井宿村の領域は入新井村大字新井宿となり、字山王及び字山王下はそのまま大字新井宿に属する。

昭和7年(1932年)
東京市に合併され、周辺の町と共に合併して大森区成立。大字新井宿の領域は、山王一・二丁目及び新井宿一~七丁目となり、従来の字山王及び字山王下は字源蔵原と共に山王一丁目となる。字道免及び字於伊勢原から山王二丁目が成立する。

昭和22年(1947年)
大森区蒲田区が合併し、大田区成立。大森区山王から大田区山王となる。

昭和29年(1954年)
品川区と大田区の間で区界変更が行われ、山王一丁目の一部(概ね、線路の東側)が品川区に移り品川区大井坂下町の一部となる。

昭和40年(1965年)
住居表示実施により、従来の山王一・二丁目のほか、新たに新井宿一~三・六丁目、馬込町東二丁目の一部などを加え、山王一~四丁目が成立。