歩・探・見・感

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上野公園にある仮水準点

2025年2月13日、上野公園を歩いていたら、公園管理所近くの植え込みの中に小さめの石柱があるのに気が付いた。

正面


東京都北部公園緑地事務所

右側面


AP(霊岸島)19.666米

左側面

仮水準点

裏面

TP(東京湾)18.532米

家に帰ってから調べてみると、摺鉢山古墳の上にもあるらしいことがわかり、2025年2月15日確認しに行った。

摺鉢山古墳


摺鉢山は、その形状がすり鉢を伏せた姿に似ていることから名づけられた。ここから弥生式土器、埴輪の破片などが出土し、約千五百年前の前方後円形式の古墳と考えられている。
現存長七十m、後円部径四十三m、前方部幅は最大二十三m。後円部の道路との比高は五mである。
丘上は、かつての五條天神、清水観音堂鎮座の地である。五條天神の創立年代は不明であるが、堯恵法師は、「北国紀行」のなかで、文明一九年(一四八七)に忍岡に鎮座する五條天神を訪れた際、
 契りきて たれかは春の 
  初草に 忍びの岡の 露の下萌
と、うたっている。現在、上野公園忍坂脇に鎮座。
水観音堂は、寛永八年(一六三一)寛永寺の開祖天海僧正により建立されたが、元禄年間(一六八八~一七〇三)初めごろ寛永寺根本中堂建立のため現在地に移転した。
現在、丘上は休憩所となっているが、昔のまま、摺鉢の形を保っている。

階段を上っていく。

頂上には、石のベンチがたくさん置いてあった。

いくつかのベンチに人が座っていたので、写真は撮らなかった。

目的のものはこれかな?

隣には、一部が破壊されたと思われる変わった形をした石があった。

上部は下にあったものと異なり、右上の角にマークがあった。

以前はここにも木柱があったようで、その木柱には、西面は「仮水準点」、北面は「TP(東京湾)23.326米」、東面は「AP(霊岸島)24.460米」、南面は「東京都北部公園緑地事務所」と書かれていたそう。

仮水準点があった辺りから下にある仮水準点あたりを見る。

上にあった仮水準点について書かれているものはあったが、下にある仮水準点について書かれているものは見つからず。

あまり関心がもたれていないものを紹介できるのはいいよね。

「仮水準点」とは建設現場などに設けた仮設の水準点で、現場での正確な標高が必要な場合に最も近くの水準点から水準測量によって標高を求めるとのこと。