2025年5月23日たまたま通りがかったら、「2k540 11のヒミツ」が開催されていたので、このイベントの様子をレポートすることにしよう。


その1と2

高架下も、職人のまち
かつて御徒町周辺は、伝統工芸職人のまちでした。工房が多く、クリエイターが増えている地域柄を反映しものづくりの街に。見えないところに実は工房が併設されているショップも多数!
周辺の街並みとの調和
昔は東西を分断する壁がたちはだかっていた。
開発後は、周辺の建物となじむように小さなスケールの棟が並んでいる。
秋葉原駅本屋

その3と4

二つの高架橋が一つになって、2k540になっている
山手線・京浜東北線が走る鉄骨鉄筋コンクリート高架橋(1925年供用開始)
高架下利用がしやすいスラブ桁式を採用!
2k540に生まれ変わる前は倉庫や駐車場などがありました。
上野東京ラインが走る鉄筋コンクリート高架橋 (1930年頃供用開始)
フラットな床版を円柱で支える形式(フラットスラブ式)の国内初事例!
2つの高架橋の成り立ち
東京まで延びていた東海道線と上野まで延びていた東北線をつなぐため、先に山手線・京浜東北線の高架橋が完成・供用されました。山手線・京浜東北線の高架橋ができた後に、当時秋葉原駅にあった貨物ヤードを高架化。この留置線はその名残です。
上野東京ラインができるまでは、上野止まりの列車が、上野駅到着後この留置線に回送されていました。
東京市街高架線東京上野間建設概要 25 煉塀橋より見たる第一御徒町橋側面


その5と6

鉄筋コンクリート高架橋耐震補強 Vol.1
コンクリート住に鋼板を巻いて補強している。
その名も 「鋼板巻き立て工法」
鉄筋コンクリート高架橋耐震補強 Vol.2
コンクリート柱の1面に鋼板を設置して補強している。
その名も「一面補強工法」。
支障物があり、施工箇所が狭くて「鋼板巻き工法」が使えないときに用いられることが多い。
工事中の秋葉原駅乗降場

その7と8

テナント内の柱・梁
高架橋の柱や梁がテナントの中に!
柱の形で、自分が今何線の下にいるのかが分かります。
フラットスラブの引き立て役
照明は、高架橋を傷つけないために「バンド止め」という工法で巻き付けています。 白い躯体が明るく照らされて、フラットスラブが印象的に浮かび上がります。
しゅん功後の御徒町駅乗降場

その9と10と11

剥落防止メッシュのあたたかみ
あたたかみのある、ざらざらしたテクスチャーは、実は剥落防止のためのメッシュによるもの。万が一、高架橋のコンクリートが剥落しても、 お客さまにお怪我をさせないための安全対策です。
モダンな打放しのコンクリート仕上げ
東京~神田駅付近の高架橋はレンガや石材で装飾を施しましたが、道路から連続性をもたせるため神田~上野では打放しのコンクリート仕上げになりました。 今では、白い塗装が映えるモダンな空間を生み出しています。
2025年で100周年!
東京-上野間の山手線・京浜東北線の高架橋は、1925年の供用開始から、2025年で100周年を迎えます!


特別展示


ホームが並んでいるのが駅であり、左(南)が秋葉原駅、右(北)が御徒町駅。
東京~上野間の高架橋工事の終盤で、貨物線の増設と、御徒町駅ホームの増設に関する検討図である。
秋葉原駅は、かつて貨物駅でもあり、駅東側(図では下側)に高架の貨物ホームがあった。 隣にはドックや荷揚場があり、ここで神田川を通る船と貨物のやり取りをしていた。
特別展示


東京建築祭の他のイベントを知ったのは、この記事を書いている時、既に開催が終了していた。
開催期間 | 2025年5月17日(土)ー25日(日)9日間
開催エリア |日本橋・京橋/丸の内・大手町・有楽町/銀座・築地/神田・九段/本郷・湯島・上野/港区
参加予定建築 | 90件
見学したいところがあったので、来年こそ参加しよう。