1. 偶然の出会い、Googleストリートビューかと思いきや?
2025年10月21日、都内探索を終え、高輪ゲートウェイ駅へと向かっていた時のこと。前方に、天井に大きなカメラのような装置を載せた見慣れない車が現れた。 一瞬「Googleストリートビューの撮影車かな?」と思ったが、車体に刻まれたロゴは違っていた。


「WAYMO(ウェイモ)」
そう、Googleの親会社であるAlphabet傘下で、世界をリードする自動運転テクノロジー開発企業「Waymo」の車両だった。
2. 白いジャガーと、物々しいセンサーの正体
車両は高級SUVのジャガー・I-PACE。白く洗練されたボディには「自動走行 実証実験中」の文字。ルーフの上でくるくると回るセンサーや、フェンダーに取り付けられたカメラは、周囲の状況を360度、ミリ単位で把握するためのものだ。
この時は左の座席に「テストドライバー」が座っていた。無人ではなく人が乗っていることで、かえって「今まさに日本の複雑な道を学習させているんだな」という、開発の最前線に立ち会っているようなワクワク感があった。
3. 【2026年最新情報】あれからWaymoはどうなった?
目撃したあの日から数ヶ月。Waymoの日本展開は、驚くべきスピードで進化を続けている。
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東京での商用化が目前に: Waymoは現在、タクシー大手の日本交通やGO株式会社と協力し、2026年内の東京での本格的な配車サービス開始を目指している。
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「第6世代」への進化: 2026年2月には最新のシステムが発表された。カメラの数は減らしつつ解像度は向上し、日本の豪雨や雪といった厳しい天候下でも、より安全に走れるようアップデートされている。
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「無人」での走行へ: 米国ではすでに毎週100万回近い乗車が行われるほど日常の風景になっているWaymo。東京でも、あの時見た「ドライバー付きのジャガー」から、間もなく「誰も乗っていない完全無人タクシー」へと姿を変えようとしている。
結び:未来が日常に溶け込む日
高輪の街で見かけたあの車は、単なる実験車両ではなく、私たちの移動の常識を変える「未来の先触れ」だった。
次に都内を探索する時、隣に並んだWaymoの運転席には、もう誰も座っていないかもしれない。あの時足を止めてシャッターを切った瞬間は、日本の交通史が変わる一歩手前の、貴重な記録となった。