歩・探・見・感

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琺瑯町名看板 目黒区祐天寺1丁目32

今回は、本日(2021年9月28日)撮れたてホヤホヤで、初見の琺瑯町名看板を紹介する。

発見日 2021年9月28日

渋谷 → 代官山 → 中目黒 → 祐天寺と歩いてきた。

主な探索の目的は、以下だった。

代官山で猿楽町にある琺瑯町名看板の現存確認(近日中、公開予定)。

中目黒で出桁造りの建物再確認(後日、公開予定)。

祐天寺で茅葺の家の現存確認(後日、公開予定)。

祐天寺周辺は、以前も随分歩いたことがあるはずだが、その時は気が付かなった。

茅葺きの家を見たあとは、出桁造りの建物があったことを思い出し、現存を確認して、その後は宛もなく歩いていたときだった。

この琺瑯町名看板は、一方通行ではないが、少し狭い通り沿いのブロック塀に設置されていた。
この道を通れば、マニアでなくても、誰でもすぐ気が付くところにあった。

祐天寺に町名看板なんか存在していたか?
その時、自分の頭の中の少ないメモリーでは、既知の物か、初見の物かどちらか判断できなかった。
自分の中での新発見を喜ぶのは、この場では、お預けになった。
家に帰って調べたところ、初見の物だと判明した。
久しぶりの新発見は素直にうれしかった。

このような誰でも見つけられるようなところに見逃されている物がある可能性がある。
東京は広い。誰かに見つかるのを待っている琺瑯町名看板がまだまだあるだろう。

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広告主の古谷電気は目黒銀座に現存しているようだ。
古谷電気は現在もソニーショップのようだが、それにしてもSONYの文字を何故、縦に4つも並べたのだろう。

2021年10月1日追記
ルームクーラーという呼び方も古い。今はエアコンだろう。
ということでルームクーラーの呼び方の歴史も調べてみた。

クーラーは最初の頃、空気調整機と呼ばれていて1935年(昭和10年)に、現在の『東芝キヤリア』が国産第1号の『空気調整機』を生産した。

この『空気調整機』の本格的な製造や販売が始まったのが1952年(昭和27年)。そして1958年(昭和33年)には、この『空気調整機』の名前がルームクーラーに統一された。さらに1965年(昭和40年)には、『ルームクーラー』からルームエアコンに変更され、略してエアコンと呼ばれるようになった。

ということなので、この琺瑯町名看板は、1958年(昭和33年)から1965年(昭和40年)までの間に製作された可能性がある。