歩・探・見・感

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仁中歩公園の説明板にあった旧町名の痕跡を探してみた in 埼玉県蕨市

この日の探索を終え、蕨駅に向かう途中に「仁中歩公園」という変わった名前の公園があった。



説明板

塚越2丁目町会のあゆみ
私たちの住んでるこの地区を、昔は 「仁中歩」と言いました。
元和7年(1621年)の文献に初めて「武蔵野国武州北足立郡塚越村」がでてき、耕地区分で字名が、仁中歩・大荒田・丁張の3つに分かれ、なお日常生活では東組・西組・仲組・忠組・ 丁張の5つに分かれておりました。
明治3年ごろの塚越2丁目は、忠組に位置し戸数7戸でした。
そのころ製作した忠組共有の備品が今日に残されていることから、江戸時代から忠組の組織で活動してきたものと思われます。
明治22年に塚越村と蕨町が合併し、昭和33年に完成した区画整理によって、現在の区画が出来今日に至っております。
当時の塚越2丁目地区には戸数30余が点在した長閑な田園風景の町でした。昭和34年に市制が施行され、大都市東京のベットタウンとして急激に発展をし現在では、首都圏に近接した優良住宅地として知られております。

地図部分を拡大

ここに書かれている仁中歩・大荒田・丁張に関する痕跡を探してみた。

結果から言うと、表札は今のところ、確認できていない。

しかし、よくあることではあるが、いくつかの場所で痕跡を見ることができた。

訪問日 2023年9月21、23日

仁中歩(にちゅうぶ)

仁中歩公園のみ。

大荒田(おおあらた)

大荒田交通公園

所在地 南町二丁目

改修中だった。

電車からSLが見えていたので、いつか訪問してみたいと思っていたのだが、工事の柵に囲まれ、近づくことはできなかった。

公園内にはC11形蒸気機関車を模した複合遊具が設置されていた。

まだ暑かったせいか、公園には遊ぶ子ども達の姿はなかった。

丁張(ちょうはり)

丁張公園

所在地 塚越五丁目


丁張公園入口バス停



南丁張公園

所在地 南町三丁目



丁張稲荷神社

所在地 塚越五丁目

蒼稲魂命碑

蒼稲魂命は"うかのみたまのみこと"と読むそうだ。"うか"ではなくて"うが"と書いてあるのもあり、"蒼"が"倉"と書かれているものもある。同じ神様のことだと思うが、いろいろな書き方や読み方がある。

裏面

鎮守合祀記念碑

「埼玉縣北足立区蕨町塚越里丁張」と刻まれている。



丁張稲荷公園

所在地 塚越五丁目

丁張稲荷神社に隣接している。

丁張稲荷通



丁張下青木線跨線道路橋



電柱にも「丁張」の文字があった。



川口市の地図だが、蕨市のそれぞれの公園の位置が分かるものがあった。