歩・探・見・感

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銅板葺き看板建築 三徳部品 in 東京都港区

近くを通るたび何回も写真を撮っている三徳部品。

第一京浜沿いに残る貴重な銅板葺き看板建築だ。

調べたら、最初に訪問したのは、2019年11月12日、約4年前のことだった。

撮影日  2023年12月2日

撮影場所 東京都港区高輪3丁目



外壁の立ち上がり部分は桧垣紋様



裏側

2階の板張りが見えている。

歩道橋の上から


ほとんどの銅板葺き看板建築は道路側の正面だけ、角地に建つものでも道路に面した2面だけだが、この建物は3面が道路に面しているので、それぞれに銅板が葺かれている。
3面が道路に面している建物は珍しい。

戸袋の一つ一つに異なった文様が施されているのも素晴らしい! 

①麻の葉紋様



②青海波紋様



③菱葺と亀甲紋様の組み合わせ



高輪地区情報紙「みなとっぷ」2014年7月 Vol.24
交通量の多い国道の一角に建つ「三徳部品」は自動車部品等を扱う会社で、となりの営業所に隣接して、本社部門が入っている建物が看板建築。昭和40年代に移り住んで以来、建物の外観は、ほとんど手を入れていないそうで、レトロな雰囲気を残しながら、保存状態の良さが感じられる。東日本大震災にもびくともせず、内部の備品が倒れることもなかったとのこと。当時の優れた建築技法がうかがえる。