歩・探・見・感

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京都市下京区と伏見区にある電気鉄道事業発祥地

京都市伏見区を探索していたところ、老舗和菓子店「伏見駿河屋」に「電気鉄道事業発祥の地」の石碑があるのに気が付いた。

発見日  2024年1月5日

発見場所 京都府京都市伏見区下油掛町174

伏見駿河


天明元年(1781年)に開業。

チンチン電車の絵が飾られていた。



我国に於ける電気鉄道事業発祥の地

明治廿八年二月一日京都電気鉄道株式会社は
京都市下京区東洞院通塩小路踏切(旧東海
道線) 南側から伏見町油掛通まで電気鉄道を
我国において初めて開業した

左側面を撮り忘れたが、下記が刻まれているそう。

昭和四十五年二月一日
               鉄道友の会京都支部

寸法    高102×幅21×奥行21cm

油掛通

通称「油懸地蔵(西岸寺)」の前の東西の通りをさす。町名としては、上・中・下の3ヶ町からなる。江戸時代、伏見港(京橋付近を中心)に近く、京・大阪へ行き交う旅人で大いに賑わった。明治時代、第一銀行が京都支店に続いてここ中油掛町に伏見支店を開設した。明治28年には、下油掛より京都駅まで、我が国最初の電気鉄道(後の市電)が営業を開始した。大正時代に明治天皇桃山御陵築営に伴い、北一筋目の大手筋にその賑わいが移っていった。この付近が物質集散地であったので、車町・塩屋町本材木町・納屋町といった当時の繁栄ぶりを示す町名が散在する。

2024年2月に「伏見にチンチン電車が走った日」記念イベントが開催されたようだ。

機会があれば行ってみたいね。

電気鉄道事業発祥地 

以前来た時、京都駅近くにある「電気鉄道事業発祥地」の石碑を撮ったはずなのだが、見つからない。

別日再訪することがあったので、撮り直してきた。

再発見日 2024年4月9日

発見場所 京都市下京区塩小路通東洞院南西角

雨が降っていたが、桜とコラボできた。

日本最初の電気鉄道はこの地に発祥した。
即ち明治二十八年二月一日京都電気鉄道
株式会社は東洞院通り七条下る鉄道踏切
南側から伏見下油掛通りまで六キロの間
に軌道を敷き電車の運転を始めた。
この成功を機として我が国電気鉄道事業
は漸次全国に広がり今日の新幹線電車に
まで発展することになったのである。
よってこの八十周年にあたり先人の偉業
を讃えてこの記念碑を建てる。



右側面

日本国有鉄道
京都市交通局
関西電力株式会社
阪急電鉄株式会社
京阪電気鉄道株式会社
近畿日本鉄道株式会社
阪神電気鉄道株式会社
南海電気鉄道株式会社
京福電気鉄道株式会社
鉄道友の会京都支部

左側面


寸法    高148×幅69×奥行37cm

このような重箱の隅を楊枝でつつくようなことを気にする人は誰もいないと思う。

が、しかし、気になるものは気になるのだよね。

ひとこと言わずには済まない性格なのだ。

「電気鉄道事業発祥地」と「電気鉄道事業発祥の地」、"の"を入れるか入れないかどちらかに統一してほしかったね。

「電気鉄道事業発祥の地」の建立が1970年、「電気鉄道事業発祥地」は1975年。

鉄道友の会京都支部は両方に絡んでいたのだから、先輩に合わせて「電気鉄道事業発祥の地」に統一してくれていれば、もやもやしないで済んだのだが。

どうでもいいこと~。