歩・探・見・感

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ノスタルジック、レトロ、ディープそしてマイナーな世界へようこそ

日比谷ダイビルに潜んでいる鬼や獣たち ― ビル編 ―

ここになにやら怪しげなものが数多く潜んでいるという。

以前も何回か訪問したことがあるのだが、今回は本格的に調査をしてみることにした。

 

ほぼ全員を撮る羽目になってしまったため、2回に分けて紹介することにしよう。

 

日比谷ダイビル

 

千代田区内幸町1丁目にある現在の日比谷ダイビルは(第Ⅰ期)1989年(平成元年)10月、(第Ⅱ期)1991年(平成3年)11月1989年(平成元年)竣工の地上21階・地下3階ビルだ。
第Ⅱ期は、旧日比谷ダイビル第二号館の取り壊し及び公開空地としての造成工事であり、ビル建物自体は第Ⅰ期で竣工している。

旧日比谷ダイビル(旧大阪ビルディング東京分館)は1927年(昭和2年)竣工の一号館、1931年(昭和6年)竣工の二号館の二棟で構成されていた。1号館はネオロマネスク様式の建物で、お面のテラコッタが125個(鬼面104個、獣面21個)取り付けられていた。
取り壊しの際、再利用のために保存されたものされたお面のテラコッタが、ビル内外装と二号館跡地の公開空地の噴泉まわりに53個が飾られている。

ブタをはじめとするこれらのテラコッタは、大阪ビルディング本館と同様渡辺節の下で製図主任を務めた村野藤吾がデザインを手掛けたという。

 

正面にいる5体


2階から4階にいる6体



ビル北側にいる6体

 

ビル南側にいる6体

 

エントランス右側 フクロウ像

 

旧ビルの1号館正面2階外壁にあった大国貞蔵制作のブロンズ像。

エントランス右側 女神像

 

エントランス左側 勇士像

 

地下1階に行ってみた。

両側に2体いた。

夜は怖くてトイレに行けそうもない。

 

突き当りを左に曲がる。

喫煙所の上に2体いた。

こちらも慣れていないと夜怖そう。

 

21階には吹き抜けの中庭が設けられているらしく、旧・日比谷ダイビル第1号館の動物や玄関口のアーチ、14個の「お面」(鬼面)などの遺構がおかれているとのこと。
2階以上はオフィスで、当然部外者立ち入り禁止だろうから、確認できないのが残念だ。
でも、エレベータホールにセキュリティゲートはなく、エレベータに乗って行けそうな気がするが、そこまでする勇気はなかった。

 

ビル編で何体発見したのか、確認しておこう。

正面 5体
   6体
右側 6体
左側 6体
地下 4体
合計  27体

 

日比谷通り側の最上階外側の両角にも何かが潜んでいた。

 

右側には羊

 

左側には白鳥

公開空地編に続く。