歩・探・見・感

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昭和通りで灯台の地図記号がある街燈の蓋を探す

昭和通りの西側の歩道を歩いていると、見たことがないものを見つけた。何往復も歩いている歩道だが、初めて気が付いた。

中央区銀座一丁目付近(発見日2023年7月3日)

電動カッターのようなものでやられてような斜めの傷がある。消滅の危機にさらされたことがあったのかもしれない。

直径約42㎝と結構大きいものだ。

 

これを調べてみた。

中央区内の昭和通りにしか現存しない街燈の蓋らしい。昭和通りは1928年(昭和3年)の開通したので、この蓋もその頃に設置されたものかもしれない。

マークは「東京都(東京市)章」のものと思ったが、線が8本ある。「東京都(東京市)章」は6本だ。
都章(市章)を間違えて線を8本にしてしまった説と「灯台」のマークを用いた説のふたつの説があるらしい。

もしかしたら、当時、昭和通りの街燈が灯台の役割をしていたのかもしれない。

 

何枚現存しているのだろう?

調べてみると、3枚と書かれているものと5枚と書かれているものがあった。

どっちが正しいんだ?

自分の目で確かめるしかないということで、延べ3日かけて、探してきた。

なぜ3日もかかったんだって?

1日目(2023年7月3日)は、元々これを探す予定はなく、最初に紹介したもの(①)だけで、他にあることを知らなかった。

2日目(2023年7月8日)は、調べたところ、他に3枚あるかもしれないということがわかり、それを発見。

3日目(2023年7月10日)、さらに調べてみたところ、昭和通りの東側の歩道に2枚あるらしいということがわかり、それを発見。

ということで、調査不足が原因だった。

珍しいことではない。よくあることだ。

 

それでは、昭和通りを北上しながら、発見したものを紹介していくことにしよう。

 

宝町歩道橋の下

 

②西側(発見日2023年7月8日)

ゴミが散乱している。

最初は、奥にある曇っていて中が見えにくい囲いの中をのぞき込むが見つからなく、ないのかなと思って、手前の囲いの隙間から見るとあった!

 

宝町歩道橋を渡る。

 

橋上には季節の花、さくら、区の花つつじ、あじさい、あさがお、コスモス、のぎく、つばき、うめが描かれていた。

西側から渡ったので、この順番になる。

 

③東側(発見日2023年7月8日)

こちらには傘があった。

こちらも手前の囲いの隙間から見える。

 

歩道橋の下にある②と③は人や自転車に踏まれていないからか、劣化が進んでいるように感じる。

 

高島屋グループ本社ビル(旧東京武田ビル)のすぐ前(発見日2023年7月10日)

 

昭和通り」と「永代通り」が交わる「江戸橋一丁目」交差点付近。

 

⑤西側(発見日2023年7月8日)
以前は横浜銀行だったところが、新しいビルに建て替えられていて、ポルシェのショールームになっていた。

 

信号が青になった。横断歩道を渡ろう。

ほぼ対面にあるはずだ。

 

⑥東側(発見日2023年7月10日)

トランスボックスの影が気になるが、仕方ない。

 

蓬莱橋交差点から江戸橋一丁目交差点まで歩道の両側を探してみたが、発見できたのはこの6枚だけだった。
しかし、見落としはあるかもしれない。
7月10日は36.5℃の猛暑日だった。日傘を差していたが、日差しが強くて、見えるものも見えなかったかもしれない。

②から⑥までは既知のものだった。
①はもしかしたら新発見のものかもしれないが、自分だけのと付け加えておこう。