歩・探・見・感

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ノスタルジック、レトロ、ディープそしてマイナーな世界へようこそ

銀座共同溝と日本橋共同溝

松屋銀座の地下通路にはモザイクタイル張りの柱が10本ある。

10からの全体を撮りたかったのだが、人通りが多く、しばらく待っていたところ、1の人がいない瞬間を撮ることがてきた。

消しゴムマジックとやらを使えば人が写っていても消せるのかな?

 

数字はカットしたタイルを使い、すごい凝った造りになっている。

 

MATSUYA DESIGN

こちらもすごい!

使われているのは美濃のセラミックバレーというタイルだそうだ。

この銀座松屋のタイル張りの地下通路をプロデュースしたのはグラフィックデザイナーの佐藤卓さんという方らしい。

 

これらを見に行くだけでも価値があると思うのだが、今回の主役たちは別なのだ。

 

銀座や日本橋の道はよく歩くが、
ショッピングではないよ、
どこかを探索しているときによく通るのだ。

そんななじみのある銀座や日本橋の地下にこんなものが潜んでいるなんて知らなかった。

 

銀座共同溝

訪問日 2023年7月8日

松屋銀座の地下通路を歩いていくと地下鉄銀座線銀座駅のA13出口の階段がある。

右側の階段は松屋に入るA12出口だ。

その途中の左側に銀座共同溝がある。

2段の小階段がある。子供用かな。

 

窓から見える景色。

銀座共同溝は1968年(昭和43年)10月、銀座通りの一丁目から八丁目までの両側歩道の下に旧建設省(現国土交通省)の施工によって完成しました。
長さは両側あわせ2キロメートルあります。
この中には銀座通りのデパートや店舗に必要な電気、電話、ガス、水道、下水道などの管路が収容されています。
この共同溝の管制によって道路が再び掘り返されることがなくなり、それぞれの管路は安全に保護され、維持管理も容易に行えるとともに地下から直接書く需要者に供給することができます。
さらにこの共同溝の工事とあわせて行われた銀座通り改修工事によって街路灯や街路樹が新しく生まれ変わり、恒久的な御影石の歩道の上をいつまでも安心して歩くことができるようになりました。
このように共同溝は近代都市における道路の効率的な利用をはかるうえできわめて重要な施設といえましょう。
株式会社 松屋

 

日本橋共同溝

銀座共同溝を見学した後に日本橋共同溝を見学する予定だったのだが、気が付いたのは、随分先に行ってからだった。
戻るのは面倒だ。
仕方ない。
後日訪問することにした。

訪問日 2023年7月10日

地下鉄銀座線日本橋駅のB1出口付近にある。

こちらにも2段の小階段がある。

 

窓から見える景色。

日本橋共同溝は、1972年(昭和47年)6月、中央区日本橋室町3丁目から同区京橋3丁目までの国道両側歩道下に旧建設省(現国土交通省) の施工によって完成しました。長さは両側合わせて2.7キロメートルあります。
この中には、沿道のデパートや店舗に必要な電気、電話、ガス、水道、下水道などの管路が収容されております。
この共同溝の完成によって、道路が再び掘り返されることがなくなり、 それぞれの管路は安全に保護され、維持管理も容易に行なえるとともに地下から直接各需要者に供給することができます。さらに、路上の電柱、架空線、マンホ ールなどが不要となり、街の景観もすっきりし、楽しく安心して歩けるように なりました。
このように共同溝は、都市道路を効率よく利用するうえに、また、都市環境を改善するうえに、きわめて重要な施設といえましょう。
国土交通省 関東地方整備局
      東京国道事務所

 

以前は、日本橋三越本店の地下入口にも「サービス管共同溝」というのがあり、「共同溝見学窓」から見れたそうだが、店舗改修後になくなってしまったそうだ。