歩・探・見・感

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豊島区に生息しているふくろうを探す ~ プロローグ ~

2023年8月5日、東通りを歩いていると「豊島区立南池袋小学校」の中にある「豊島ふくろう・みみずく資料館」のパネルが目に入ったので、立ち寄ってみることにした。

以前から存在を知っていたのだが、入館するのは今回が初めてだ。

土日開館とはいえ、小学校の中なので普段だと入りずらいが、夏休み中だったので、気にすることなく入ることができた。

と言っても、校内で何か催し物をやっているようで、父兄たちがおり、視線を向けられているような気がして、不審者として怪しまれているのではないかと思ってしまった。

 

入口

ごあいさつ

ごあいさつ
ふくろうやみみずくの仲間は、夜行性の猛禽類として、鳥類のなかでも大変ユニークな姿と能力をもっています。
私たち人類は、大昔から彼らに深い関心をもち、農耕の守り手、闇の見張り番、学芸と知恵の象徴、福を招く鳥などさまざまなイメージで接してきました。
みみずく資料館では、彼らの魅力にひかれて、30数年にわたって収集・調査を続けたコレクションのなかから、ふくろう・みみずくの生活、イメージ、かたちの3つのテーマを中心に紹介しています。
この展示を通して、ふくろう・みみずくと私たちの深い交流について学び、彼らとの共存の大切さを知るとともに、自然の奥深さを感じとっていただければ幸いです。
豊島みみずく資料館
名誉館長 飯野 徹雄

プロフィール
1928年生まれ。遺伝学を専門とする生物学者国立遺伝学研究所員、東京大学教授、早稲田大学教等を歴任。現在、東京大学名誉教授。
1967年の北米旅行の際に、久美子夫人がメキシコ・ トナラ陶器のデザインに魅せられて、購入したふくろうの置物がコレクションの第一号。
その後、夫婦共通の趣味として幅広くコレクションを続ける。 同時にふくろうと人類との関わりについて調査を進め、自宅に<ふくろうギャラリー>を開設。情報交流をはかる一方、「ふくろうの文化誌」「ふくろうの民俗誌」「世界のふくろう」などを執筆。また、カナダのふくろうリハビリテションセンターの活動を紹介した「ふくろうたちの家」を翻訳出版している。

 

館内の展示物

ふくろうが羽をひろげたような形になっている豊島区の地図があった。

目が書かれていて、本当のふくろうのように見える。

 

校章のデザイン “すすきみみずく”

南池袋小学校の校章には、一羽の鳥がデザインされています。
これは、学校のある雑司が谷地区で江戸時代から作られ、鬼子母神の境内でおみやげとして売られてきた、郷土玩具 “すすきみみずく " をかたどったものです。
昔、病気になった母親のために、親孝行の娘が鬼子母神のお告げにより、ススキの穂でみみずくを作って売り、そのお金で薬を買ったという言い伝えが残されています。健康のお守りとして、現在まで続いています。
また、美術工芸品のデザインに使われたり、これを手本にした民芸品が全国各地で作られています。“すすきみみずく” 発祥の地として、この玩具をいつまでも伝えたいものです。
ところで、この玩具のモデルとなったみみずくとはどんな鳥でしょうか。 これから展示にそって見ていきましょう。

 

ここで、こんなものを発見してしまった。

こういうものを見るとコンプリートしないと気が収まらない。

32か所もあるではないか。

さて1日ですべてに出会うことができるのだろうか?

 

2023年8月7日、チャレンジ開始!

やはり無理だった。

 

ほぼ西口に生息しているものしか見つけられなかった。

それでも見落としがあり、中途半端の結果となってしまった。

ということで2日間にわたって探す羽目になってしまった。

上の資料の中に移動されているものもあることがわかり、探すのに余計時間がかかってしまった。

 

下の地図は探索後、家に帰って調べていたところ、発見した古い地図。

これには19か所となっている。

 

これは現在豊島区のホームページに掲載されている地図。

22か所とこれも古い。

 

2023年8月7、8日+19日の計3日間にわたって多く生息している池袋駅周辺を中心に探索を実施し、32か所すべてを訪問してきた。
2023年8月7、8日ですべて回り切っていたのだが、もう少しいい写真が必要だなということで19日も訪れたのだった。

8月7日の最高気温は34.9℃、8月8日は35.9℃と、中々の環境であった。19日も35.7℃とかなり暑かった。

暑さにも負けず、探索した成果を、次回から紹介していくことにしよう。