歩・探・見・感

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ノスタルジック、レトロ、ディープそしてマイナーな世界へようこそ

赤くない郵便ポストと書状集め箱 in 東京都中央区

2023年2月11日、赤くない郵便ポストを探しに銀座付近を探索した。

 

この日は「建国記念の日」、「建国記念日

どっちだ?

建国記念日」は、
日本特有のものに限らず広く世界的・一般的な建国の日を指し示すもの(=概念・カテゴリー)

建国記念の日」は、
日本の法令を根拠とする国民の祝日の一つを指し示すもの(=固有の名称)

なので、「建国記念の日」が正しいということだ。

この年になるまで知らなかった・・・。

 

そういう日なので、街宣車が銀座中を走り回っており、その後ろには警察の車が張り付いていた。
警察官もたくさんいて、柵で外堀通り方面に行けないようにふさいでいた通りもあった。
交差点で横断歩道を渡っている歩行者がたくさんいて、中々右折できないのにイラついたのか、拡声器で「歩行者をひき殺してやるぞ。」と冗談とも思えない大音響で叫んでいた。
恐ろしいか~。

 

それはさておき、赤くない郵便ポストがあるのはご存じだろうか?

コンクリートグレーのなかで赤色が浮いてしまうため、「景観を崩さないように」との目的で、グレー、ダークグリーンが使用されているようだ。

 

1.グレー

日本橋2-1-10

 

②銀座通局

銀座2-7-18

 

2.ダークグリーン


①三笠会館前
銀座5-5-16

 

②銀座みゆき通局前

銀座6-8-3

 

資生堂

銀座7-5-10

 

④銀座STビル前

銀座8-5-13

 

グレーとグリーンのものは大きさが違う。

 

 

日本橋南郵便局(東京都中央区日本橋2-2-10)のショーウィンドウを覗いてみると、見慣れぬものが置いてあった。

書状集め箱(しょじょうあつめばこ) 都市用

「書状集箱」の「集」の字が「隼」になっている。

他の文字がはっきりしているので、薄くなっている

駅逓司(えきていし)
明治初期における交通通信をつかさどる官庁。

 

 

明治4年1871年

日本で郵便制度が始まった明治4年に最初の郵便ポストが誕生しました。
脚付の台に四角い箱をのせた木製のポストは、書状(手紙)を集める箱であることから「書状集め箱」と呼ばれました。
書状集め箱は、東京市内に12か所、京都市内に5か所、大阪市内に8か所、そして3都市を結ぶ東海道の宿場に62か所設置されました。

 

東京市内の設置場所は、東京郵便役所、虎ノ御門外、 両国橋、 筋違御門外、浅草観音前、 牛込御門外、 赤坂御門外、京橋、 芝明神前、赤羽根橋、四ツ谷御門外、永代橋の12か所。

書状集箱には東京、京都、大阪の3都市用と東海道宿駅の街道筋用のものがあった。

都市用のものは雨除けの屋根がついているが、街道筋用のもので家屋の軒下に設置されたためか屋根がない。

東京からは午後4時、大阪からは午後2時の1日1回、悪天候でも必ず出発し、リレー方式で東京~大阪を78時間で運んだそうだ。