歩・探・見・感

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ノスタルジック、レトロ、ディープそしてマイナーな世界へようこそ

旧町名「秋川市草花字山ノ神」

朝日新聞、2023年11月5日の「日曜に想う」の記事の中に、最後の一文に次の言葉があった。

『「おすすめ」にしばられず、「偶然の出会い」を楽しむ。ずっとワクワクする。』

自分の探索にも言える。

誰かが発見したものを自分でも発見できた時(おすすめ)もうれしいが、誰も発見していないと思われるものを発見した時(偶然の出会い)の方がより喜びが大きい。


この日の東京の最高気温は24.9℃と11月になってもまだ暖かかった。

少し坂になっている橋長547.29 mの羽村大橋を渡る。

橋を歩いている人は誰もいない。

眼下にはビニールハウスが見える。


橋の先も坂道になっていて、登っていくと少し先に浅間岳への道があった。

先が暗くて見通せないので、登って行く気になれなかった。

登って行っても目的地に行けることが分かったのは後のことだった。


あきる野市草花台パークハイツ

事前に地図を見ていたら、羽村市に隣接していて、比較的軒数が多い住宅地があるらしいことが分かり、探索してみたくなった。

電信柱のプレートは"草花"になっていると思っていたが、"紫陽花"になっていた。

花繋がりだろうか?

坂道だらけの住宅地だった。


一番奥に道があるのだが、左側の坂上まで行き、数本ある道を上り下りしながら、旧町名の探索をする。

坂道は慣れているオジサンなので、全然問題ない。

このような看板が設置されていた。

工事の予定期間はとっくに過ぎているが、開発されている気配さえなかった。

また、どうでもいいことが気になった。

その1
日付が書かれていない。

その2
2098-141等には番地が付いているのに山ノ神2098-1に番地が付いていない。

その3
"6532,28平方メートル"と小数点にコンマ(,)が使用されている。
間違いだと思ったが、ピリオド(.)ではなくコンマも使用されることがあるようだ。

この辺りは"草花字山ノ神"だったのか?

地図で調べた時はこの辺りは"上折立"となっていて、"山ノ神"とは書かれていなかった。

山ノ神は箱根駅伝で聞いたことがあるような。

そんな"山ノ神"と書かれている表札を発見した。

発見日  2023年11月2日

発見場所 東京都あきる野市草花

この住宅地を全軒確認(たぶん)した結果、以前紹介した"秋川市草花"は何軒かあったが、小字が付いていたのはこのお宅だけだった。

ネットで調べた限りはこの小字に関する情報はなかった。

近くに"山ノ神神社"があるらしいので、それに因んで付けられたのかもしれない。

現存している町名(草花)と小字(山ノ神)だが、秋川市時代のものなので、小字町名とはせず、旧町名としている。いちいちこのような断りを入れなくてもいいと思うのだが、当ブログの独自の定義なので記載している。