いつもは北口から出るのだが、この日は南口から出たところ、右側にこのようなものを発見した。
訪問日 2023年12月14日
小便小僧をモチーフにしたモザイクアート
2009年、浜松町駅の開業100周年記念で設置されたもの。
"1909"という数字は小便小僧の設置年ではなく浜松町駅の開業年。
小便小僧部分をアップ
見ての通り、モザイクと言っても肝心な部分をモザイクで消しているわけではない。
浜松町駅・小便小僧 ヒストリー
浜松町駅は1909(明治42)年12月16日、国有鉄道東道本線品川駅~烏森駅(現在の新橋駅)間開通と同時に開業しました。
開業当時は海岸線が駅近くまで迫り、潮干狩りや釣り舟などの行楽客、また、増上寺・芝大神宮への参拝者で賑わいを見せていました。
1952(昭和27)年10月14日に鉄道開通80周年を記念し、当時、国鉄嘱託歯科医であった小林光氏が陶器製の小便小僧を寄贈されました。
また、1955(昭和30)年、山手線・京浜東北線の分離運転に伴う新ホーム開設の際には、同氏よりブロンズ製の小便小僧を寄贈していただき現在にいたっております。
小便小僧は、浜松町駅のシンボルとして通勤や通学のお客様に愛され続けています。
小便小僧 プロフィール
生年月日 1952年10月14日
身 長 43cm
頭 囲 24.2cm
首まわり 19.5cm
肩 幅 18cm
浜松町駅の銘板
開業年と一緒に小便小僧の姿もある。
以前訪問したことがあると思っていたので、写真を探してみるが見つからなかったので、撮ってきた。
浜松町駅3・4番線ホーム(山手線外回り・京浜東北線南行き(田町駅寄り))にたたずんでいる。
先頭車両の先頭のドアよりさらに田町駅寄りのところだ。
風など吹いていると乗降客にオシッコがかかってしまうので、この場所に設置するしかなかったのだろう。
このようなもの誰も撮りに来ないだろうと思っていて、のんびりと撮るつもりでいたのだが、あにはからんや、老夫婦が来たので、譲るため、少し離れた。
結構しっかり撮っていて、中々あかない。
イライラがつのる。
そうしているうちにまた別の人が。
結構人気があるのだな。
ようやく、誰も来なくなり、満足いくまで、撮ったのがこれらである。
訪問日 2023年12月17日
小便小僧の由来
この像は昭和二十七年十月十四日鉄道開通八十周年を記念し、歯科小林光院長より寄贈されたもので、平和と愛のシムボルとして、色々の儀式行事等には大礼服や様々の衣裳を全国の人々や小便小僧友の会から贈られて、広く愛されております
昭和三十年五月八日
浜松町駅長
当初白い陶器製であった像は、理由は不明だが、3年後の1968年1月に再び小林氏からブロンズ製の像が贈られ、初代と入れ替わり、現在まで立ち続けている。
2022年10月14日(金)に70周年の古希を迎え、翌15日(土)13時半から、セレモニーが開催されたそうだ。
当日は、JR東日本東京吹奏楽団が演奏。ほかにも、これまでの小便小僧を振り返る写真展や衣装展示なども開催されたそうだ。
水槽部分
横から
左側面
裏面
歯科 小林光 本院
昭和二十七年十月十四日建立
京浜東北線と新幹線
山手線
小便小僧の後ろを京浜東北線が走り去っていく。
もう過去のことだが、浜松町駅に小便小僧が設置されて70周年ということ2022年10月11日(火)から23日(日)まで、「駅たびコンシェルジュ(みどりの窓口)」内で小便小僧の「写真展・衣装展・ぬりえ展」が開催されていたそうだ。
だいたいこういうのを知るのは終わった後だ。
覚えていたら、2032年の80周年記念の時訪問してみたいが、その時、自分は80まではなっていないが、そう遠くない○○才だ。まだ、元気に動けているだろうか?
これを目標にはではないが、訪問できるよう探索を続けて、足腰を鍛えておくことにしよう。