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浦和駅開業140周年記念イベント ~ 浦和PARCO編 ③ ~

浦和駅開業140周年記念イベント 浦和PARCO編」の最終回の今回は、展示されていた駅名標と側面サボを紹介しよう。

駅名標

国鉄時代に使用されていた駅名標。かつては紺色地に白抜き文字で駅名が記されていましたが、その後路線ごとのカラーで文字を囲むスタイルのものに交換されました。展示しているものは京浜東北線のラインカラーである水色の枠でかこまれています。
方面表示は中距離電車ホーム (3番線、4番線) に設置されていたもので、時期によって下地の色が異なっています。

駅名標
「うらわ」 「ひがしうらわ」 「にしうらわ」 「みなみうらわ」
「きたうらわ」 「むさしうらわ」 「なかうらわ」
「浦和」を冠する駅が8駅もあることは有名で、東西南北がすべてそろうのは浦和だけ、とも言われています。現在使用している「うらわ8駅」の駅名標のうち、 JR東日本の7駅分の駅名標をそろえてみました。南浦和駅のものは、取り付けるホーム上屋が細いものだったため、幅が狭いものになっています。


下記は販売されていたもの。



側面サボ 

東北本線高崎線で使用されていた115系の行き先表示は1992年ごろまで、「サボ」 (サ イドボード) を使用していました。終着駅ではドア横に設置されたこの板を差し替え、行き先を表示していました。1985(昭和60)年以降、東北本線のものは高崎線の列車と見分けやすいよう水色地に変更されています。浦和駅中距離電車(現在の上野東京ライン) がすべて停車するようになったのは1982(昭和57)年以降でしたが、1984(昭和59)年から輸送力増強のため大宮から貨物線(現在の湘南新宿ラインの線路)を経由する赤羽行き (のちに池袋まで延伸)の中距離電車が設定され、貨物線の浦和駅にはホームがなかったことから、「浦和通過」の標記がされていました。湘南新宿ラインの列車が停車するようになったのは高架化工事が完成した2013(平成25)年のことです。