2021年10月18日第2弾
2021年10月22日更新 「西巣鴨一丁目三四一五」追加
歩き回っているうちにいくつか発見することができた。本格的に探せばもっと見つかったかもしれない。
残念ながら「西巣鴨町」は発見することができなかった。
このタイプのものは、他の区では見たことがあるのだが、豊島区では見たことがなかったと思うので、今回はこれを取り上げることにした。
①豊島区西巣鴨2の2380
発見場所 東京都豊島区北大塚3丁目
西巣鴨の町名は現在もあるが、住居表示前ということと発見場所が北大塚3丁目ということから、旧町名扱いとしている。
住所が記載されたものにプラスチックケースみたいなものが上に被さっている。
今でいうと町名表示板と住居番号表示板が合体したものになるのだろうか。
このようなタイプは、文京区、港区で似たようなものを見たことがある。他の区でもあったかもしれないが、すぐ思いついたのは、この2つの区である。
今まで見たこのタイプのものは、古い木造の家屋に設置されていたものばかりだった。
マニアの方にとってはそれほど珍しいものではないかもしれないが、よく見かけるものでもないので、どういう経緯でこういうものが設置されたのかが気になる。
今回、経緯等について調べた限り分かったことはないので、今後の課題としたい。
②西巣鴨一丁目三四一五
発見日 2020年1月23日
再撮影日 2021年10月21日
発見場所 東京都豊島区東池袋5丁目
このタイプの住所プレートは見かけない形である。
以前訪問したことがあるので、所在住所は分かっていたので、すぐわかると思っていたが、そう簡単に見つけられなかった。
日出優良商店街を久しぶりに歩き、この辺ではなかったのではないかとぐるぐる探してしまう。結果、遠回りすることになり、路地に入りようやく見つけるが、日出優良商店街からすぐ入ったところにあったのだった。ロスタイムが大きい。
沿革
1889年(明治22年)5月1日
市制町村制により、巣鴨村は一部を巣鴨町に譲り、残りの大半を新田堀之内村の全域と池袋村の飛地を除く大半及び堀之内村の飛地と合併し、巣鴨村となる。
1918年(大正7年)7月20日
巣鴨村が町制施行し西巣鴨町となる。
1932年(昭和7年)10月1日
東京市編入により、西巣鴨町は、巣鴨町、高田町、長崎町とともに豊島区となる。
1969年までの旧・西巣鴨(1~4丁目)は、現在の東池袋2~5丁目、北大塚2・3丁目、南大塚1丁目、巣鴨4・5丁目、上池袋1~4丁目、西巣鴨1~4丁目を含む広大なものだった。
北豊島郡には一時期「巣鴨町」と「巣鴨村」が並存し、「大字巣鴨」は郡内3箇所に分かれて存在していたらしい。
巣鴨町大字巣鴨とか巣鴨村大字巣鴨とかもややっこしすぎる。
埼玉県上尾市には、今でも「上尾村」や「上尾宿(あげおしゅく)」という町名がある。上尾村なんて単独の自治体ではないかと勘違いしてしまいそうだ。