歩・探・見・感

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ノスタルジック、レトロ、ディープそしてマイナーな世界へようこそ

花まつり&お花見 福蔵院 東京都中野区

訪問日  2022年4月2日

訪問場所 東京都中野区白鷺1丁目31-5

庚申塔があるので、立ち寄ってみた。

そうしたら下記のポスターが貼られていた。

花まつりというものは聞いたことがあるが、実際には体験したことがないので、庚申塔訪問のついでに、失礼、ではない、お参りさせていただくことにした。

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花まつり
4月8日はお釈迦さまのお誕生日です。今から約2500年前(西暦紀元前550年)ヒマラヤのふもと、インドのシャカ族の王族としてお生まれになりましたが、人生の真実の意義を求めて身分も政治も捨て、6年間の苦行の後に、その苦行の生活をも捨てて、35歳でご自身の進むべき道をはっきり確認されました。これを「さとり」とか「  成道」と申します。その内容は次のようです。<人間は信じられないものを無理に信じたり、迷信などにまどわされたりしないで、できるだけよく考えて本当に納得できるものだけを求めて生きていこう。心をひらいてより高いものを求めよう>というのです。
当時のインドの社会は因襲的で閉鎖的な考えが強く、人々の心は神話の神々に支配されていました。したがって、お釈迦さまの考えは、人々の心に真の自由と平和をよびもどすルネッサンス運動であったといえるのです。
現在まで伝わっている誕生についての物語は、後世の伝記作者たちが敬虔な、かつ、たくましい想像力によって制作したものですが、その一つがこのはなしです。<お釈迦さまは生まれるとすぐに四方に向かって七歩づつ歩かれ右手で天を、左手で地を指しながら大音声で「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん) 」と宣言された>というのです。これは全く大胆かつ自由きわまりない発想といわねばなりません。生まれたばかりの赤子を歩かせたうえ、天地を指して「われこそはこの世で最も尊いものである」と名乗らせるのですから。それにもかかわらず長い長い年月、この物語ができてから2000年以上もの間、人々がお釈迦さまの誕生を想うときに必ず頭を横切ったのがこの物語であったのです。「われこそは」とは「人間こそは」の意味で人を信じ人を愛し、人々の心を解放するために80年のご生涯をささげられたお釈迦さまの面目が  躍如としています。つまりこの物語はお釈迦さまのご生涯をみごとに象徴している、と私は受けとめております。

真言宗豊山派総合研究院院長 加藤精一

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お釈迦様

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甘茶を注がせていただいた。

 

十三仏

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ここにならぶ仏菩薩が13仏です。右から不動明王(初七日)、釈迦如来(二七日)、文殊菩薩(三七日)、普賢菩薩(四七日)、地蔵菩薩(五七日)、弥勒菩薩(六七日)、薬師如来(七七日)、観世音菩薩(百箇日)、勢至菩薩(一周忌)、阿弥陀如来(三回忌)、阿閦如来(七回忌)、大日如来(十三回忌)、虚空蔵菩薩(三十三回忌)です。この13の仏菩薩は、死後の忌日をつかさどるもので、冥界で生前の審判を受ける死者の救済を願ってまつらられたものです。このように自他の供養がまとめて修められることから、室町時代以降、民間で広く信仰されました。
銘によれば、8体は、寛文6年(1666)の大日如来像を最古として、貞享2年(1685)の普賢菩薩像に至る19年間に造立され、あとの5体は破損したものとみえ、現存のものは百余年後の寛政8年(1796)に真言講中の27人によって再建されたものです。
このように石像で13体そろったものは都内でもめずらしく、他の石仏と同様、江戸時代後期の日常生活に深く根づいていた庶民信仰の現われといえましょう。
昭和56年3月 中野区教育委員会

桜の花が満開だった。

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分かりにくいが屋根にソーラーパネルが設置されている。

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