岸町はさいたま市浦和区に現存している町名だが、今回取り上げるものは、住居表示実施前のものなので、旧町名扱いとしている。
発見日 2022年12月10日
木製の表札とプラスチック?ケースに覆われているもの2種類が設置されていた。
プラスチック?ケースのものは東京23区内ではたまに見かけるが、さいたま市内というより埼玉県内では、たぶん初めての遭遇だ。
このたぶんというのがとても怪しいと自分で思うのだが、そういうことにしておこう。
あいまいにしないで、調べてみたほうがいいんじゃない?
仕方ない、調べてみよう。
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ざっとだが、過去に撮った写真を調べてみた限り、見当たらなかった。
ということで、そういう意味でも珍しい存在ではないだろうか?
歴史
1874年(明治7年)12月28日
浦和宿に岸村が合併。浦和宿の小字となる。
1889年(明治22年)4月1日
町制施行により、浦和宿は浦和町となる。
1934年(昭和9年)2月11日
浦和町が市制施行し、浦和市となる。
1937年(昭和12年)10月1日
浦和宿の旧岸村にあたる区域から、町名変更により岸町一丁目から八丁目が成立。
1964年(昭和39年)4月1日
住居表示実施に伴い、岸町一丁目から七丁目が成立(岸町一丁目・大字白幡の一部から一丁目が、岸町二丁目・大字白幡の一部から二丁目が、岸町三丁目から三丁目が、岸町四丁目・高砂町二丁目の一部から四丁目が、岸町五丁目・大字白幡および別所の一部から五丁目が、岸町六丁目・大字別所の一部から六丁目が、岸町七丁目・高砂町二・三丁目の一部・大字別所の一部から七丁目が成立)。東北本線の東側にあった岸町八丁目は、前地町一丁目の一部とともに東岸町に変更され消滅。なお、二丁目の一部は住居表示未実施の区域が残される。
2001年(平成13年)5月1日
浦和市・大宮市・与野市が合併し、さいたま市の町名となる。
2003年(平成15年)4月1日
さいたま市が政令指定都市に移行し、さいたま市浦和区の町名となる。
地名の由来
地名の由来はこのあたりにかつて大河(古入間川)が流れ、その岸を望む所であったことに因む。