新小岩で旧町名を探索していたら、「上一色」と「本一色」にいつの間にか入り込んでしまった。
「上一色」は以前探索したことがあり、いくつかの旧町名の痕跡を発見している。
まだ未紹介だったが、また別の機会で紹介することにしよう。
現町名は「本一色〇丁目」なので、あまり探しがいはない。
が、元々探す予定にはなく、歩いていたら、あったという感じだった。
なので、探せばもっと見つかりそうだ。
発見日 2022年10月1日
ここからは2021年10月2日に発見したもの。
以前発見していた事を忘れていた。
歴史
昭和7年(1932年)
江戸川区成立時に本一色町(丁目なし)として成立。
昭和61年(1986年)
住居表示が実施され、本一色一・二・三丁目となった。
住居表示後の町名の読み方は「ほんいっしき」を正式とするが、かつては「もといっしき」とも読んだ。
地名の由来
旧来の「本一色村」に由来。
江戸川区の資料『江戸川区地名の変遷とその集解』で「二、鎌倉時代の村名」として以下のように記載されている。
後に上一色、本一色とわかれている。
一色の地名は一色氏に関係があると思われる。もともと一色とは荘園制度からきたもので全国的にこの地名も多く又その地名を負うた一色氏が多いわけである。
近くに武蔵一色氏があり、葛飾郡幸手宿に一色城があって一色氏の城址といわれているという。
本一色には鹿島山があり貝塚で、もとひさご形の古墳状の小丘であったし古墳時代から鎌倉時代にかけての土器等の出土品がある。