歩・探・見・感

歩・探・見・感

ノスタルジック、レトロ、ディープそしてマイナーな世界へようこそ

土地区画整理測量基本標 in 鳥越神社

以前発見した時に記事を書くつもりでいたのだが、すっかり忘れていた。

久しぶりに鳥越神社を訪れたところ、そういえばあったなと思い出し、ようやく記事を書くことができた。

 

発見日 2022年2月19日(再訪日2023年3月24日)

 

鳥越神社

一礼

 

鳥居をくぐり、突き当りの正面に設置されている。

 

玉垣の上に寄付者奉名板が設置されている。

 

その隙間から写真を撮る。

 

正面

土地區劃整理測量基本標

このようなものは初めて見た。

ネットで「土地區劃整理測量基本標」や「土地区画整理測量基本標」という名称のものを調べてみたが、ここにしか存在していないようだ。

 

右側面

東經 百三十九度四十一分十九秒九一 

北緯 三十五度四十一分三十六秒〇二

 

Wikipediaで鳥越神社の位置を調べると東経139度47分8秒、北緯35度42分7秒となっているが、違うのはなぜだろう。 

もしかしたら、測量法で規定されている「測量の基準」が、2002年(平成14年4月1日)、日本測地系から世界標準である世界測地系に変更されたからかもしれない。

 

左側面

割れたところや欠けたところを修復していて、欠損している部分があるが、読める範囲で解読を試みた。

大正十二年九月一日關東大震火災ノ後東京市土地區劃整理施行ニ際シ本地區測量ノ基本点ヲ此處ニ定メ大正十五年五月二十九日杭打式ヲ擧行セリ仍テ完成ノ記念トシテ區劃整理〇〇〇〇〇〇〇〇建設ス

大正12年に発生した関東大震災後の土地区画整理のために設置された旨が刻まれていた。