「猫実」
読めない。
ねこみ?
ねこのみ?
ねこじつ?
正解は・・・
"ねこざね"だった。
千葉県の難読地名のひとつだ。
そういえば、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての公卿に「九条兼実」がいたね。
読み方は"くじょう かねざね"。
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で、ココリコの田中が演じていたよね。
見ていたが、ホントのこと言うと覚えていない。
発見日 2024年7月6日
①浦安町猫実
次は小字付きのもの。
②浦安町猫実新中宿
地名の由来
鎌倉時代に、大津波で大きな被害を受けた集落の人達が豊受神社付近に堤防を築き、その上に大きな松の木を植え、この松に根を波浪が越さないように願い、「根越さね」と言われた。それが「猫実」と称されるようになったと言われている。
そう書かれているけれど、はいそうですかとはならない。
どうしたら「根越さね」→「ねこさね」→「ねこざね」→「猫実」となるのか?
だが、調べても、そう簡単にわかるものではない。
茨城県坂東市にも「猫実」があるようだが、こちらはさっぱりわからない。
時間が来たので、調査打ち切り。
歴史
1871年(明治4年)
廃藩置県後の府県再編により印旛県葛飾郡猫実村となる。
1873年(明治6年)
県の統合により千葉県葛飾郡猫実村となる。
1878年(明治11年)
郡区町村編制法により葛飾郡が分割され、東葛飾郡猫実村となる。
1889年(明治22年)
東葛飾郡堀江村、当代島村と合併し、東葛飾郡浦安村大字猫実となる。
1909年(明治42年)9月1日
町制施行。東葛飾郡浦安町大字猫実となる。
1981年(昭和56年)4月1日
市制施行。浦安市大字猫実となる。
1981年(昭和56年)10月1日
住居表示施行。猫実・欠真間の全域と海楽の一部より、猫実一丁目~五丁目を新設。浦安市猫実一丁目~五丁目となる。