歩・探・見・感

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ノスタルジック、レトロ、ディープそしてマイナーな世界へようこそ

JR品川駅で0kmポストを探す。

品川駅高輪口のロータリー付近に品川駅創業記念碑があるはずだが、見つからない。

移設されていることは知っていたのだが、その移設された場所からさらに移設されてしまったらしい。

その創業記念碑の文字が書かれているらしい。

正面

 明治五年五月七日

 品川駅創業記念碑

 品川横浜間鉄道開通

裏面

鉄道列車出発時刻及賃金表    

定 明治五年五月七日

上り                    
横浜発車   品川到着         
午前八字   午前八字三十五分    
午后四字   午后四字三十五分

下り

品川発車   横浜到着

午前九字   午前九字三十五分

午后五字   午后五字三十五分

賃金表  

車ノ等級
 上等  片道 壹円五拾銭
 中等  同  壹円
 下等  同  五拾銭

 品川駅では、明治5年5月7日(新暦6月12日)をこの開業日にしています。何故かというと、新橋・品川間の工事が遅れたため、この日に品川・横浜間で仮開業したからです。新橋・横浜間で本営業を開始したのは仮営業から4箇月後の明治5年月12日(新暦10月14日)でした。それを記念して、今日では10月14日を「鉄道の日」としています。品川駅は日本で一番古い鉄道の駅といえます。
 この記念碑は鉄道開通80周年及び駅舎改築を記念して、昭和28年4月に建之されたもので、揮毫者は衆議院議長をつとめた大野伴睦氏です。記念碑の裏面には仮開業当時の時刻表と運賃が記載されており、当時の様子を偲ぶことができます。

平成18年10月 JR東日本 品川駅

仕方ないので、品川駅構内に入り、別の目的のものを探すことにした。

それは中央改札のコンコース内にあった。

発見日 2023年12月18日



郵便車型ポストと0キロポストのオブジェ


郵便車型ポスト
下にはレールが敷いてあり、その上に車輪もあり、列車をイメージしたものとなっている。
巨大なライト・前面窓・上部の表示板など実物の愛嬌あるスタイルが再現されている。

0キロポストのオブジェ
品川駅が品鶴線・山手線の起点であることを示している。

右側面



左側面



左側面下部


「クモユニ74001」の番号と「東トウ」という所属区、「郵便荷重4.0t」という標記にこだわりを感じる。
クモユニ74形式は73形旧型国鉄電車の台車、モーターを流用して、車体を新造して組み合わせた郵便荷物合造電車。東京沼津間で113系電車に連結するなどして郵便荷物輸送に活躍した。東京駅発着の電車による郵便輸送が廃止されたあとは、首都圏の主な路線で郵便、荷物、新聞輸送に活躍を続けたが、すでに全車両が廃車解体されている。

取集時刻

0kmポストのオブジェ



郵便ポスト & 0kmポスト(ゼロキロポスト)

この郵便ポストは、品川駅改良・ecute品川の誕生を記念してJR東日本・東京総合車両センターで製作されました。国鉄時代に活躍した荷物兼郵便車「クモユニ」をイメージした形に、東海道線電車の湘南色で仕上げ、鉄道発祥の地"品川"に相応しい「郵便車型ポスト」といたしました。
0kmポストは、鉄道の路線の起点を示す標識で、品川駅には山手線と品鶴(ひんかく)線の2線の0kmポストがあります。山手線は一回りしているため、起点があまり知られていませんが、品川から新宿を経由して田端までをさします。品鶴線は、品川から西大井を経由して鶴見に至る路線で、当初は貨物線として敷設されましたが、現在では横須賀線への直通電車が走っています。
生まれ変わった品川駅からの出発が、すばらしいものになりますことを祈念し、品川駅の新しいシンボルとして0kmポストのオブジェを設置しました。
どうぞ末永くご愛顧下さい。

山手線1、2番線ホームに降りてみよう。

1番線、8号車3番ドアあたりの床面に「鉄道発祥の地」のプレートがある。

柱の陰で、階段の下と、わかりづらいところにある。

プレートは同駅開業130年記念を翌年に控えた2001年に設置されたようだが、ネットで見ると白黒のものも見かける。

この一枚の絵の中にいろいろな情報が書き込まれている。

鉄道発祥の地
品川−横浜間が開業したのは、1872(明治5)年5月7日(旧暦)。新橋−品川間の工事が遅れていたため、仮開業した。新橋−横浜間の本開業は、その4カ月後の9月12日(同)だった。
このため、「品川停車場」は「横浜停車場」とともに、日本で最初に開業した駅になった。仮開業ではあるが、新橋駅開業よりも半年ほど早い。

山手線0km
品川駅が山手線の起点であることを示している。

正式な「山手線」の区間は、「品川~新宿~田端」の20.6km、「田端~東京」間の7.1km は「東北本線」、「東京~品川」間の6.8kmは「東海道本線」とのことだが、知ってた?

1885年
前身の日本鉄道が品川~赤羽間で開業した年にあたる。

ゴジラの絵
1954年公開の映画「ゴジラ」で、ゴジラが品川付近に上陸したことにちなんでいる。「シナガジラ」と呼ばれているそうだ。
怪獣がゴジラに見えないのは版権の関係らしい。

調べていたら、山手線の本物の0kmポストがあることがわかった。
その0kmポストを見るために、2023年12月25日品川駅を再訪した。

ホームに着いたら山手線が停車中だった。

アナウンスがあり、渋谷駅で人身事故があったらしい。

人身事故に大事がないことを祈りつつ、仕方ないので、車内から撮ることにした。

幸いにして乗客があまりいない。

窓の外を見るとちょうど座席の左から2席目あたりにあった。

一番左端の席では男性がスマホをいじっていた。

そのすぐ横から写真を撮ろうとする。

いてぇ!

手すりに頭をぶつけた。

男性が「何やってんだ?このおっさん」という感じでこちらを見るが、気にしないで撮る。

しかし、ガラス越しだったので、反射しまい、うまく撮れなかった。

隣にある「L」は勾配標というものらしい。そして「L」の意味は水平とのこと。

マニアなら常識なのだろうけれど、ど素人の自分は知らなかった。

10時20分頃、運転を再開するとのアナウンスがあった。

待ってみるか。

再開しない。

今度は10時30分頃、運転を再開するとのアナウンスがあった。

急いでいないから、待とう。

再開しない。

流石に待ちくたびれた。

さっき撮れた写真でいいや。

次の目的地目黒駅へ向かう。

五反田駅に着いた頃だった。

運転が再開していた。

もう少し辛抱していればよかった。

戻ってもよかったのだが、いいや。

時間を戻そう、ここからは2023年12月18日のことである。

次に向かうのは9・10番線ホーム。
以前は5・6 番線ホームの東京駅寄りに設置されていたらしい。

9・10番線ホームの中程にある待合スペースの裏側にあるのだが、設置場所を調べてこなかったので、反対側の先まで行ってしまい、「あれ、ない」。
東京駅側に向かいようやく見つけることができた。

品川駅開業130周年 安全記念碑


上に「希望の鐘」があったのだが、写真を見ると撮れていなかった。



中央に刻印されている文字



外側に刻印されている文字



正面下



右側面下



左側面下



裏面下

品川駅開業130周年
安全祈念碑
このスポーク型車輪は、旧東京機関区に設置されていた電気機関車の動輪として、使用されていました。
鉄道の安全・安定輸送の願いを込めて、品川駅130周年記念に合わせて、ここに「安全祈念碑」を建てました。

14番線に移動する。

ここからでないと撮れないものがあるのだ。

品鶴線の0キロポスト


これは15番線のホーム下にひっそりと佇んでいる。

成田エクスプレスの到着シーンと出発シーン


最後に「品川駅」って、所在地は品川区ではなくて、港区にあるの知ってた?

常識ですって?